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123天文台通りの下町翁 雑記帳~堀合遊歩道への誘い~


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堀合と書いて、「ほりあい」とは読まず、「ほりあわい」と呼ぶことを知る。JR中央線の三鷹駅~武蔵境間、三鷹電車区に隣接した北側の地区だ。
玉川上水と仙川、二つの流れの合間にあたるエリアになる。今では特徴的なカーブを描いた遊歩道が堀合遊歩道として残っているが掲示板でも確認できる。
この曲線には意味があって、太平洋戦争中は現在の都立武蔵野公園の敷地にあった中島飛行機武蔵野製作所まで物資を運搬するための引き込み線を利用して、1951年(昭和26年)当時の国鉄が中央線の支線として開業したルートにあたり、現在の武蔵野市八幡町にあった武蔵野グリーンパーク野球場への乗客輸送に使用したなのだそうだ。この球場は、当時の国鉄スワローズが使用したこともあったようだが、1956年(昭和31年)には球場閉鎖となり、この支線は1959年に廃線の憂き目にあう短命に終わった。
戦後の混乱期、わずかな期間となったものの”Field of dreams” が武蔵野の地に展開されたことを想像するだけで、なんだかジーンとくる。

掲示板だと青い線が仙川、緑の線が玉川上水で、この二つに囲まれているのが堀合と呼ばれる由来なのだそうだ。また掲示板見ると遊歩道に桜マークが並んでおり、春は桜を楽しめるのだろうから楽しみだ。

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堀合跨線橋に上がって中央線の列車が通るのを眺めることもできる。小さな子を連れた親子連れ、鉄道ファン、子供の頃の夢は電車の運転手だった下町翁の小生もワクワクした気分になって、飽きずに眺める絶景スポットである。

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