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The Fave

立野投手の現役引退を受け、先発枠が一つ空いた富山GRNサンダーバーズ。

2024年8月10日日本海リーグ第26回戦は、予告先発の和泉椋麻投手がマウンドに上がる。

8月3日の第25回戦では先発投手の危険球退場により、急遽スクランブル登板にも関わらず4回打者18人に対し4安打2失点と試合を作り、8日の北海道日本ハムファイターズとの交流戦でもMAX150km、1回を3人できっちりと終わらせた内容を評価されての起用。

島崎ピッチングコーチが見守る中、肩を作る

徳島インディゴソックスで先発を務めた事はあるものの、次チーム埼玉武蔵ベアーズでは調子が上がらず解雇、過去にはCPBL(台湾プロ野球リーグ)のテストも受け、野球の厳しさを身をもって経験している苦労人。

実は筆者は富山GRNサンダーバーズ投手陣の中で、一番の”推し”が和泉椋麻投手。

前日予告先発の報を受けた際は、まるで遠足前の日の様な、海岸に着いて最初に波を見た時の様な、自分が投げる訳でもないくせに、興奮と少しの不安が交互に押し寄せてきた。

和歌山県出身の彼は富山GRNサンダーバーズの現正捕手、智弁和歌山高校出身の東田捕手とは小学生時代にバッテリーを組んでおり、その頃は真逆で東田投手、和泉捕手だったそう。

それゆえ何も言わなくても理解しあえる、情意投合の黄金バッテリー。

アップで遠投を織り交ぜる

1回表、相手チームの石川ミリオンスターズ森路真選手をフォアボールで出し盗塁を試みられるが、東田捕手のスローイングできっちりと刺す。
東田捕手は2回にデッドボールを受け途中退場するものの、後半戦このバッテリーは間違いなく要になる筈。

和泉投手は中継ぎだった時のフォーシームで押すスタイルを変え、変化球を織り交ぜスプリットで空振りを奪うクレバーなピッチング。
140km代後半にフォーシームは抑え、あくまでも先発投手の役割を果たし、5回打者19人3安打1失点2奪三振と上々の内容。

試合は惜しくも3-1と敗北しましたが、個人的には慊焉たる一戦でした。

次戦も圧巻のピッチングで

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