四度の満塁
四度の満塁。
2回裏、ノーアウト満塁から岩室捕手見逃し三振、武部選手6-4-3のWプレー。
5回裏、2アウト満塁から四番三好選手センターフライ。
6回裏、2アウト満塁から佐野選手三塁ゴロ。
8回裏、1アウト満塁から今釘選手見逃し三振、松重選手空振り三振。
石川ミリオンスターズ3安打で2得点。
富山GRNサンダーバーズ10安打で1得点。
富山GRNサンダーバーズ先発の立野投手が、8回3安打13奪三振と見事なピッチングで試合を作るものの、残塁の山が築かれていく。
2024年7月26日、先月雨天中止になった代替の日本海リーグ22回戦は、2時間53分で終わる投手戦だっただけに、振り返ればこの試合を取るか溢すかで大きな瘡痕になるかもしれない。
いわゆる”あがり”状態になってしまうサンダーバーズの選手達は、バッターボックスに入る前に準備、想定、明確なプランを持つ事が必要。
当然相手ピッチャーは満塁のプレッシャーを感じ、交感神経が有利になり、心拍数は上がり、汗をかき、筋肉がこわばる。
言わずもがな配球も読みやすくなる。
ならば球数を投げさす、自身が一番得意とし強いスイングが出来る球を待つ。
相手内野陣はバックホーム体制で、前気味に守備につく。
横後ろ方向に移動しなければ捕球出来ない球を打てば、失策の確率が上がる。
カウント、相手の守備位置、投手の特性など全てを事前にシュミレートすれば、四度の満塁のチャンスで1得点の結果にはならない筈。
NPBドラフト会議まで、後3ヶ月。
明日の試合からまた、一球一球への辛棒を。
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