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中国の電動バイクNiuは急拡大する可能性がある

中国の電動スクーターメーカーであるNiu Technologies(NASDAQ:NIU)に注目しています。

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2014年に設立されたNiuは中国で電気二輪車の市場を開拓し、テスラと同様にプレミアムエンドに焦点を当て、徐々にローエンド車を追加してきました。この戦略により、製品に最もお金を払うことをいとわない顧客基盤を持ちながら、さらに顧客基盤を拡大しています。

Niuは現在、4台のe-スクーターシリーズ、2台の通勤用電動バイク、1台の高性能e-バイクを含む7つの製品シリーズを提供しています。その最上位モデルのNQI-GTSは、米国で3,799ドルで販売されています。一方、最近発売されたエントリーレベルのG0モデルは、400ドル以下で購入可能です。

Niuの売上は急速に伸びており、高性能電動スクーターの市場をリードしています。同社は先週、第3四半期の販売量が67%増加し、250,889台になり、テスラを上回ったと報告しました。これは、今春に発売したG0の好調が寄与しています。G0の売上は全体の27.6%を占め、この四半期で最も人気のある製品となっています。

テスラモデル3と同様に、G0はNiuの他のモデルよりも小売価格と粗利益が低いため、その売上は全体的な収益率に悪影響を及ぼします。しかし、G0は予算重視の顧客をターゲットにすることで、Niuの市場シェアを拡大​​する貢献します。また、現在世界中で流行しているe-スクーターシェアリングプラットフォームの構築にもG0が使われることが多くなります。現在の売上割合的にはほぼすべてが中国から生まれていますが、シェアリングプラットフォームでの利用という観点では、この製品が世界中で一気に普及する可能性があります。

Niuはちゃんと利益も出しています。昨年の売上は2億9,820万ドルで純利益は2,730万ドルでした。また2020年上半期で売上1億2,430万ドル、純利益430万ドルとなっています。


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