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ゲームマーケット春寄稿情報、トランセンダーズ戦闘テスト、R&R223発売中、沖縄ヤンバルクイナ見学記

ゲームマーケット関係寄稿情報

今週末は、ゲームマーケット2023春、開催ですね。
あいにく私は参加できないのですが、参加しておりますサークルTRPG8e(と、TRPG8e+)にて、以下寄稿しています。

●TRPG8e(日曜サ33)
潮屋さんの「同人TRPGカタログ2023」に、カノンイェーガー、ワイバーンエレメント、トランセンダーズ、ゼノもーふ! の情報を掲載いただきました! ありがとうございます。

コロナ禍でも連綿と作られ続けてきた同人作品、じつに283作品を一望に出来るのは誠に壮観です。
面白いゲームがたくさんあります、ぜひお手にとってください。

●TRPG8e+(日曜カ28)
オニオンワークスさんの「聖珠伝説パールシード30周年記念同人誌」に、以前描いたハーピーなどのモンスターイラストを、掲載頂いております。

パールシードは、軽量なルールでファンタジー世界を冒険できて、ウーパールーパー型モンスターなど独特なユーモラスさもあり、楽しいTRPGです。このたび30周年記念とのことで、おめでとうございます。
是非よろしくお願いします。

R&R223「ゆうやけこやけ」記事

発売になりました。
季節ごとの行事をテーマにした大江戸ゆうこや開幕サンプル、君手島以外の「琉球の島々」開幕サンプル、そして一名町・ひとつなの里開幕サンプル、合計60もの日常描写RPサンプル群を一挙掲載。

読み応えばつぐんです、ぜひR&R誌をご購入ください。
電子版もありますので、バックナンバーも参照しやすいですよ。

永遠なる星のトランセンダーズ戦闘テスト

5月7日夜、GWラスト、文明育成AI艦隊TRPG「永遠なる星のトランセンダーズ」試製3.0版の戦闘テストを行った。
今回は、判定まわりのルール用語をAIっぽく変更したり、クリティカルなどのルールを変えてみた。

クライマックス戦闘用の星系マップにおいて、惑星や、トランセンダーズ艦隊が、一定速度で軌道上を公転するようになったのも変更点。
以前のバージョンでは速度がランダムだった。


AI艦隊TRPG「永遠なる星のトランセンダーズ」戦闘テストプレイ

これにより、惑星が接近するタイミングを予測してスイングバイを狙いやすくなったり、公転運動によって艦隊の移動がままならないといった軌道力学っぽい宇宙戦闘が可能になった。

第一惑星にクープー属の石器文明があったのだが、PC艦隊が戦闘準備のためにゴリゴリと星の[資源]を吸い上げていき、わけもわからず右往左往するクープー属のRPが可笑しかったですね(笑)。

戦闘は、3サイクルめに、天魂艦隊のクラスタリング(支援)をうけてズメイ艦隊が大火力で砲撃し、敵リグレッサー艦隊を撃破。派手だった。

簡単なルールではあるが、ハードSFっぽい艦隊戦の行動宣言が、天魂PCやズメイ属PCから出たりして良かった。おそらく制式版でも採用かと思う。
連休最後の夜にご参加いただいて、ありがとうございました!

沖縄取材とヤンバルクイナ

5月4~6日にかけて、沖縄に取材旅行へ。
長年みたかったヤンバルクイナの生体をついに目視で観察できた。

1日目
朝6時前に起きて出発。
昼すぎ、那覇に着。

そこから高速バスで島を北上し、名護市のビジネスホテルへ。
沖縄本島は大きな島で、那覇や首里のある南から北へ行くと、高速道路で2~3時間かかったりする。
名護市は北部観光の入り口といったイメージの町だが、宿に着いたのは夕方だった。

着いてすぐ昼食にした。那覇空港フードコートの、ガチマヤーそば。
ソーキ・三枚肉・ゆし豆腐と全部盛りで、食いしん坊ソバといった意味らしい。

途中、なぜか乗客の幼女が隣席で眠りこけており、休憩エリアでも、起こしたら悪いので外に出られず、海を眺めていた。

バス停からホテルまでは徒歩20分ほどあったので、軽く浜辺でビーチコーミング。単体性サンゴの殻が多かった。泳いでる人もいて、さすが沖縄である。

名護のホテルは、料金を抑えめにして選んだのだが、近くに徒歩でいけるコンビニや料理店があり、部屋も掃除がいき届いており、良かった。

住宅街のホテルだったが、玄関前の小さな庭園の池にカエルがいるらしく、夜ベッドに入っても、鈴をふるような良い声が聞こえた。
琉球カジカガエルだろうか。
風情があり、おかげで、寝心地も大変良かった。

なぜかロビーに、南極やオオアリクイのスナップ写真があり、ピラニアの剥製などが展示されており、ただものではない……とおもってそこにいたご老人に質問したところ、その方がホテルの社長。
なんと、若き日の南極旅行や南米探検のおりに撮った写真だというのである。

人生で初めて、南極やマチュピチュに行ったことのある方に出会った。面白いお話をきけた。

2日目
沖縄本島北部、世界遺産やんばるの森をめざす。
ヤンバルクイナ生態展示学習施設はそこにある。

何年か前にも、北部に泊まったときに行こうと思ったのだが、正月で休みだったのと距離があったのとで、断念していたのである。
その時は、参加した自然観察ツアーで、ヤンバルクイナが餌をとった形跡だけを森で観察できた。

世界遺産になるほどの自然があるということは、一般人が行くのはそれなりに大変という意味でもある。
ホテルのフロントでも「えっ、ここから行くのは割と大変ですが……?」と言われるしまつであった(笑)。

マイカーがあれば問題ないドライブコースだろうけど、私は運転しないので。

まずはバス路線図と経路検索とにらめっこし、最も北部にいけそう、且つタクシーを拾えそうなバス停を選ぶ。
ある路線バスの、某バスターミナル停留所が終点で、ちょうど良さそうだった。

今までの島旅でも、大抵、バスターミナルが交通の結節点になっていて、移動・情報収集に便利だった。
今回もそのつもりで、ターミナルと書いてある停留所を、まずは目指したのだ。

朝6:30に起きて、宿のシンプルなご飯と味噌汁とおかず一品の朝食をとり、バス停へ。
海沿いの道を、沖縄の集落や森を横にみながら、1時間ほど北上していく。
乗客はほぼ私1人で、いい景色だった。補助金が出ていて、採算は問題ないらしい。

その路線の終点であるバスターミナルにつくと、
なんと係員がいる詰め所はなく、勿論タクシー乗り場もなく、ほぼ「無人の空き地」だった。

このときの私のオドロキ、想像して頂けるだろうか。
さらに北上しなければならないのに、いきなり手がかりが消えてしまった(笑)。

5社ぐらいのタクシー会社に電話しても、ことごとく「そこに行ける車は今ありません」と断られ、盛り上がってきたな……と思った。

携帯に入れていたタクシーアプリでも、呼べる車は全くなく、ピンチであった。どうもタクシーは、縄張りにしている町から遠くへは来てくれないらしい。

更に調べると、国頭村村営バスを予約すれば、クイナの森・ヤンバルクイナ生態学習展示施設に連れて行ってくれると分かった。
料金はたしか、550円だったと思う。

村営バスってなんだろうとおもったら、マイクロバスに乗せてくれて、ホテルの送迎のようであった(送ってもらえて助かりました。ありがとうございました)。

小一時間、濃密な森林の曲がりくねった山道をぬけ、マイクロバスは走った。ヒカゲヘゴという巨大な木性シダも生えており、秘境感があった。
とても、徒歩で行ける道ではない。

ところどころに、ヤンバルクイナ飛び出し注意の看板があり、雰囲気をもりあげる(本当に道に飛び出してくるので、運転する方はくれぐれもご注意を)。
鳥が路上にいて、オッと思うとカラスだった。
最近カラスが増えていて、ヤンバルクイナを捕食し、問題になっているらしい。

ヤンバルクイナ生態展示学習施設そのものは、近代的な設備で、資料やヤンバルクイナを展示しており、見学しやすい。
森の中にゴルフ場も併設してあり、景色が良かった。

ただレストランはないので、1日2便のみの村営バスを待つ場合、15:30まで空きっ腹を抱えることになるため、準備していったほうがいいだろう。コンビニで買ったお菓子を持参したものの、それでも待っている間かなり空腹になった(笑)。
なぜかハエが多く、しょっちゅう体に止まってくる。この時だけなのか、いつもそうなのかは不明。

 施設には1羽だけ、ヤンバルクイナのクー太くんが飼われている。動物の福祉にも配慮のゆきとどいた、まるで森を切り取ったかのような広いエリアで、充実した暮らしをしているように見えた。

ヤンバルクイナは飛べないかわりに、足が速い。実際にみるとシュッという印象の俊足で、これで自動車の前に飛び出してきたら、たしかに事故になりうるなと感じた。

帰りの村営バスが来るまでの間、数時間ながめていたので、色々な行動を観察できて面白かった。
係の方の解説も丁寧で面白く、見学するなら、解説も必聴といえる。

長年、見たかった鳥なので、帰ってから思わずファンアートも描いてしまったな(笑)。

ヤンバルクイナのクー太くん見学記念イラスト

野生化した捨てネコや、持ち込まれたマングースなどのせいで、一時、700羽近くまでヤンバルクイナは減少したそうである。

絶滅の危機にあったが、環境省やNPOの保護活動が奏功し、いまはどうにか1500羽ほどにまで増えたそうだ。
今後も、保護活動の成功を祈ってやまない。

ニュージーランドや小笠原でも聞く話である。ネコなどの外来生物が、島の固有種を絶滅の危機に追い込むのは、ままある事件なのだなあと。
外来種をもちこまないよう、我々も注意しなければなるまい。

名護のひんぷんガジュマルも見学。これも天然記念物である。300年も町を見守ってきたという、立派な大樹であった。
神様のような風格を感じ、おもわずお参りをした。

3日目

朝早く起き、高速バスで那覇に戻り、昼過ぎの便で帰路へ……


と思ったら、空港で「満席のため乗れません」と告げられ、またビックリ。

予約システムの都合上、キャンセルをみこんで多めに受注するため、キャンセル数が予測計算より少ないと、あぶれてしまう現象である。
たまにあると知っていたので、そういうものかと、ゴーヤーチャンプルーなどを喫食しながら待っていた。

ゴーヤーチャンプルーに、沖縄ソバ、じゅーしーおむすび、もずくの定食でお昼。美味しい。

出発5分前に、辞退してくれた方がいて、ぶじ予定通りの便で帰路へ。
お土産に、ファミマのやぎ汁などを買って帰った。

後で喫食したところ、個性的な香りを放つ柔らかい骨付きお肉で、美味しかった。マトンが好きな人には魅惑的かもしれない。
次は、山羊料理も追究してみたい。



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