おにぎり猫のものがたり 第一話 公園のおにぎりスタンド
第一話 公園のおにぎりスタンド
全話収録マガジン
「おにぎり猫のものがたり 第一話 おにぎりスタンド」です。ご覧頂き誠にありがとうございます。
2021年6月16日にnote公式マガジン「今日の注目記事」に選んで頂きました。ありがとうございます。おかげさまでたくさんの方にお読み頂き、とても嬉しいです。
「おにぎり猫のものがたり」は、mikepunchが毎朝書いている記事「朝の談話室 Have a nice day」から生まれました。昨年2020年10月のおにぎりアクションに、猫とおにぎりのイラストで参加してみようと思い立ったことがきっかけです。
おにぎり猫が登場する記事はこちらのマガジンにもまとめました
おにぎりと猫のイラストを描くだけのつもりが、いつの間にかストーリーが出来て、マンガとして描き始めました。歩みの遅い作品ですが、お付き合い頂けましたら嬉しいです。
「おにぎり猫のものがたり」は有料記事ですが、この第一話のみ、作者によるあとがきも含めて無料でお読み頂けます。このものがたりの始まりと目指しているところを知って頂き、ご愛顧いただけましたら嬉しいです。
mikepunch プロフィール
作者によるあとがき
「おにぎり猫のものがたり」第一話 公園のおにぎりスタンド
作者によるあとがきです。
この第一話で最初に登場するお客さまは、町工場の社長さんのイメージで描きました。
人情家で情熱があって、少し武骨で。
自分の仕事に誇りを持ち、やっかいな取引先との話し合いも、諦めることなく根気よく折り合いの付く地点を探してゆく。
何でも効率的にすいすいやっていくのが良い事なのだという昨今の気風には全く合わないタイプのおじさんです。
こういう人が、私たちの世の中にも、きっと生き残っておられると私は信じております。
こういう人が、世の中を強く支えていて、完全に壊れてしまう所まで進ませないでいてくれるのだと、思っております。
やっかいな取引先との交渉に向かう前に腹ごしらえを必要としたその目の先に、小梅のおにぎりスタンドがあります。
ちょっとへこたれていて、軽く愚痴も出て来てしまう社長さんが、そのおにぎりを食べたら少し元気が出て、やっかいな取引先との交渉を諦めないで、やっぱり話し合ってみようと気持が前向きになります。
食べるものと過ごす場所は、心にとても作用します。
小梅が作っているおにぎりと、食べるためのベンチは、お腹を満たすためだけではなく、心も満たす事が出来るようにとの思いが込められています。
ほんのひと時のベンチでの食事。
それがお腹と心を満たして、生きる力になればいい。
毎日、地味なおにぎりをこつこつと作って、笑顔でお客さまをお迎えして、ベンチで休んでおにぎりを食べてもらう。
その積み重ねは、小さくともこの世の中を変えてゆけるかもしれない。
お腹も心も「飢えない」世の中を作れるかもしれない。
小梅のひそかな理想です。
この漫画も、少しだけそうあれたらと願います。
お読み頂き、応援を頂き、誠にありがとうございます。
「おにぎり猫のものがたり」に、これからも、どうぞお付き合いくださいませ。
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