４月３０日のおはようございます

2021年4月30日 05:37

４月３０日のおはようございます。
カレンダーを見ますと、どうやら今日で４月が終了という事のようです。
短かったような、長かったような。
５月も色々とあるでしょうが、ばっちこいです。
ご覧いただきありがとうございます。

今日の１枚は、ふっくらした子猫さんです。上を見上げています。
ご飯待ちでしょうか。ちゅーるの袋を開けてくれるのを待ってるのでしょうか。（あのちゅーるというものの人間用とか食べてみたくなりませんか？）
これから嬉しい事が来るのをちゃんと判っていて待っている顔です。
ちゅーるの袋を開けた飼い主さんが、ちゅーるを自分で食べちゃうなどという悲劇が起きる事はないと信じています。
飼い主さんは、子猫さんにこんな顔をして貰えるまで、どれほど献身的にお世話をしたことでしょう。

サン＝テグジュペリの「星の王子さま」のキツネの名言、有名ですね。
「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のためにひまつぶししたからだよ」

私は初めて読んだ時に、この箇所の「ひまつぶし」がどうにも解せなくて、何故ここにこんな言葉を？と思いました。
ひまつぶしという言葉からは、相手を大切にするニュアンスを全く感じ取れないし、何故？と。
この件をググってみると、やはり同じように感じている人のブログがたくさんヒットしました。私は岩波の内藤濯さん訳しか読んで来ていないのですが、他の方の訳では、別の言葉になっているようですね。

とは言え、一度「ひまつぶししたからだよ」で脳に刷り込まれていて、ひらがなの「ひまつぶし」という字面も何か味わい深く感じる心地すらあるので、今は「ひまつぶししたからだよ」でも良いのかもと思っています。

「ひまつぶし」の結果「飼いならされた」キツネが、王子さまとのお別れを嘆くシーンは、なんど読んでも胸がつぶれる思いがします。
そしてこのキツネは立派だ、と思います。行かなくてはならない王子さまの事情もちゃんと理解するのですから。

「ひまつぶし」して「飼いならした」相手のことは、大切に致しましょう。
そして「飼いならされた」けれども、お別れが必要ならば、笑って手を放せると良いですね。

今日も素敵な1日をお過ごしください。

今日の音楽は、ガーシュウィン「誰かが私を愛してる」です。