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妊娠中の貧血

私の仕事は、野口整体を源流とした整体を行う、整体指導者なのでありますが、

本格的に整体のお稽古に辿り着く前に、お遊びのような、なんちゃって整体「もどき」を教える修得講座に足繁く通っていました。

産前産後を得意としているらしいですが、今思うと素人が大した技術もなくやっていて、大して役にも立たないことをしていたと思います。受けられる方は、看板を出していても、流行っていても勘を働かせて、本物と偽物を嗅ぎ分けて欲しいものです。

それでも通っていた時は真剣でした。そこで聞いた沖縄の助産師さんの話です。科学的な根拠は無いかも知れませんが、多くの出産に立ち会って肌で感じたことを教えてくれました。

その時聞いた話は後に何年も経って役立つことになります。

それは、

「妊娠中に貧血になって、鉄剤を飲んだ人と飲まなかった人の違い」です。

「鉄剤を出され素直に飲んでしまった人の方が出血が酷く、体にダメージがある」、というケースを何度も体験されたそうです。

貧血だと言われても、鉄剤を飲まなかった人の方が、出血が少なかった。

何故か?は、分からない。ただ目の前にある事実。

もしかしたら、と助産師さんは続ける。

妊娠中に貧血になる人は、出産の時に出血が多いことを体は知っていて、沢山出血してもダメージが少ないように、血を薄めているのでは?ということでした。

私も妊娠中に、貧血と診断されましたが、鉄剤は飲みませんでした。心配もしませんでした。結果、出血は少なく体のダメージも少なかったです。



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