【恋愛オタク】の私が、男の人を「好きだ」と思う瞬間
先日、「無名人インタビュー」というものを受けた。
自分のことを幼少期までさかのぼっていろいろ聞いていただいて、
自分でも新たな発見があったりして面白かった。
私へのインタビューは、1ヶ月後くらいに記事にしてもらえるとのこと。
<追記>
記事にしていただきました!
インタビュアーの方と雑談をしていた時に、
「みけさんは、想像以上に恋愛の人ですね」と言われた。
恋愛のことばっかり話したつもりはないけど、
あらゆるタイプの人に6年くらいインタビューをしてきた人にそう言われるなら、
私はやっぱり、「恋愛の人」なんだろう。
ちょっと笑ってしまった。
未就学児の頃から、36歳になった今もなお、
恋ばっかりしている。
自分でもちょっと困ってしまうけど、
そういうふうに生まれてきたのだから、
もう、受け入れるしかないなーと思う。
「どんな人がタイプですか?」
と聞かれて、
「えーっと…
見た目が良いと嬉しいな。笑
スタイルが良くてシュッとしてて、肌がきれいで。
あとは、面白いなって思う人が好き」
と答える。
「どんな人を面白いと思いますか?」
当然、そう聞かれますよね。
でも、いざ聞かれるとパッと答えが思い浮かばない。
今のパートナーのパルル君もかなり面白いけど、
彼の面白さは、
ちょっと変態レベルが高すぎて、
なかなか活字に残せないという難点がある。
(個人的にすごくツボなので、書けないのが悔しい)
どうしよう…。
何かいい具体例がないかな…。
記憶の糸をたぐりよせていくと、
ある光景がよみがえってきた。
高校時代、
英語の授業中のできごと。
当時の彼氏のA君(イニシャルではない)は、
風邪気味だったのか、鼻をすすったり、くしゃみをしたりしていた。
それに気づいた英語の先生が、
「ほら、これを使いなさい」と言って、A君に箱ティッシュを手渡した。
彼はパッと顔を明るくして、
「ありがとうございます!」と言い、
教室中に響き渡る音を立てて、鼻をかみ始めた。
クラスのみんなが失笑し、
私は自分のことのように恥ずかしくなり、
頬を赤らめてうつむいていた。
放課後、A君にその話をした。
「英語の授業中さぁ…めっちゃ鼻かんでたよね?」
私がちょっと嫌味っぽく言うと、
A君は、
「やー、あの先生めっちゃいい人だよね!
俺すごい嬉しくなっちゃったわ!!」
と、笑顔で堂々と言った。
その瞬間、彼の背後にピカーッと後光が刺したように感じて、
私はそのまぶしさにあてられて、
「負けた」と感じた。
お前のほうが、よっぽどいいヤツだよ!!
この人の、こういう、自分の感情を素直に表現できちゃうところ。
私から見れば「恥ずかしくてたまらない行動」をしておきながら、
堂々と笑っているところ。
そういうところが、敵わないと思うし、
そういうところを、好きだと思った。
そうだ。
私は、
その人の素直な気持ちや生き様が、
人目を気にしないくらいに、強く前面に出て、
それが、ちょっとカッコ悪く、
面白く作用しちゃったとき。
そんなときに、
あ、コイツ、「おもしれー」って思う。
「好きだ」って思う。
その人の「面白いところ」を、
もっともっと、見つけて、コレクションしたくなるのだ。
私も、
人によく思われたくって、
可愛い彼女だと思われたくて、
さんざん格好つけて生きてきたけど。
誰かの記憶の片隅に残っている自分は、
大きな音で鼻を噛むような、
そういう、滑稽(こっけい)な自分かもしれない。
意地汚く、残り物を食べてた時だとか。
小さなことでくよくよして、落ち込んでいた時だとか。
そういうものしか、
もしかしたら残らないのかもしれない。
でも、だからこそ、
人生ってとっても可愛くって、楽しいなって思う。
私は、こんな、
面白くって、ヘンテコで、
愛しい気持ちと記憶でお腹いっぱいなまま、
大人を生きてやる。
それが、いつまで経っても大人になりきれない自分の、
世界へのささやかな反抗なのです。
本日もお読みいただきありがとうございました♪
みけ みわ子
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