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本というと「自己啓発系」しか読まなかった一時期があった

本が好き、読書が好き。そんなことを言うと「好きな作家さんは?」という話の流れになるかと思うが、考えるとみけ子にはあまりファンと言うかご贔屓の作家さんっていなかった。強いて言えば20代の頃に読み耽った椎名誠とか?小学生〜10代の頃は江戸川乱歩に横溝正史。純粋に夢中になって本を読んだ記憶を探るとそういう答えかな。今はほとんどその手の本は読んでいないけど。

自分で自分のことを勘違いしていた時期が長かった。自分は出来る人だと。(←うわ〜相当痛い人だね〜💦恥ずかしいったらありゃしないわ。)今は足りない部分ばかりだけれど、学び続ければ自分はひとかどの人物になれる、と。良い言い方をすれば、向上心を常に持っていた訳だ😁それなりに世の中に役に立つ、必要とされる人間になりたかったのだ。

実際はかなり劣っていたと思うよ。小学校に上がる前は、数を数字という記号で書き表すということを飲み込めなかった。数だって文字と同じで、数字という記号で書き表されるという事実がどうにも理解できなかったのだ。頭の構造がだいぶ発展途上状態だったのだね。今で言う学習障害だ。思い返すと子供のことだから、微笑ましい事にも思える。だけど本人は世の中のいろいろな仕組みがすんなり理解できなくて、相当苦労した。友だちがいるから学校は楽しかったが、授業中、特に低学年の頃はただぼんやりと席に座っていただけじゃないかと思う。元気なだけが取り柄の小学生だったよ。

そんな自分であったが、おぼろげに「役に立つ人間になりたい」と思い続けていた。そのことに自覚的になった時に自分に必要な事は、学ぶ事だと悟った。20歳前後の頃のことだ。当時はインターネットなど無いから、有効と思える本を手当たり次第に読んだ。今で言う「自己啓発本」である。

第一線で活躍する人が書いた本。コミュニケーションの取り方や、より良い人間関係の作り方。効率よく学ぶ方法、社会や組織の中で自分の能力を発揮する方法や、能力を上げるにはどうするか。ステップアップする勉強のしかたや毎日の過ごし方、等々。

その時期の自分は、「読書は学ぶためのもので、エンタメ方面には流れない」ことを自覚はしなくても実践していたようだ。時間の使い方も上手じゃなくて、エンタメ方面に一度行くと、学びのための時間が取れなかったのだ。だからその20歳前後あたりからこれまで、あんまり楽しみのための読書にはのめり込まなかった気がする。あ、でも椎名誠だけは読んでいたんだけど(笑)そしてその影響もあって、旅は好きだった。

なんとか人並みになりたくて、でも周囲には違和感があってどうして自分は周りと同じに出来ないんだろう?と悩みまくっていた。気の合う人も極端に少なかったから、ひとり旅や読書に逃げるしかなかった。旅の経験や読書から、多少は成長できたかも知れないがよく分からない。

みけ子はもう60代で、同年代の人はもうすでに人生の収穫期だ。時々顔を合わせる孫の可愛さをnoteで記事にしている方も多い。それは非常に羨ましい、幸せなことだと思うが自分にはまだ到底そこまで行けない。無計画な人生なので、やっと成人したのにニート状態の長男のことで、悩んでいる真っ最中だ💦

自分の能力や人間性のバランスの悪さがコンプレックスで、自己啓発本を読み耽っていたあの頃。実際のところあの20代の頃と何が変わったか、と振り返れば本質的には何も変わっていない気さえするのだ。┐(´д`)┌



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