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自分の仕事の金銭的評価

みけ子は延べ5〜6年程度民泊の清掃や、ホテル客室の清掃をやっている。経験年数から言えば「プロ」だけど(笑)素人のパートとしてこの世界に飛び込み、偶然の成り行きから個人事業主として現在の仕事を続けている。トライ&エラーでやっと今こうしている自分は、果たしてプロなのか?って思うことも多いよ。そんな客室掃除の仕事は誤魔化しが効かない。髪の毛1本落ちていただけでもイヤな人はすごくイヤだと思うから。

その「ちょっとした汚いがイヤだ」って気持ちはモノすごく分かるのよ。自分も客として温泉旅館に泊まったりした時、料金がちょっと高い所だと、この料金なのにこのレベル?とか思っちゃったりするから。

自分が担当している民泊施設は、比較的安い宿泊料金で泊まれる。自由に使えるキッチンもある。交通の便も良いし、マンションの1室を好きに使える宿泊場所ってそうそうないだろう。(←自分が担当している民泊施設を例に取ると、ね)そういった作りの宿泊場所で掃除料金が別にかかるのなんて、別に変じゃない。

1回の宿泊で

「宿泊費×日数+清掃料金」

って計算なので、長く滞在すればその分1日の滞在費は安くなる。特に長期の滞在だと宿泊費の割引があるんじゃなかったかな?1泊あたりの宿泊費自体は安めの設定だし、この広さの部屋、ゴミをまとめて片付けてキッチンやお風呂場・トイレも掃除する。自分で全て掃除して次にインする人のセットを時間までに終わらせるって一連の作業を想像してみて欲しい。

それを全部一人でやるとして、自分ならいくらの作業料金が欲しい?いくら貰いたい?そう考えると「清掃料金が別だし高い」なんて言えるだろうか。それってあまりにも想像力が無さすぎるし、世の中の作業コストを甘く見ていないかな?とにかく現代は、何にしろ人件費は一番高いのよ。

みけ子が担当している民泊清掃の仕事は、ほぼ「どうやるのが一番良いのか」という前例がない状態から始まった。一つひとつ手探りでやり方を見つけて、ようやく現在の地点まで至った感じなのだ。ゲストによってアウト後の汚れ方や掃除の負担が違ってくるので、特に汚れ具合がひどい時などは交渉して、掃除料金を上乗せしてもらう事がある。

掃除はAIじゃ出来ない。清掃料金が高いって言うならば、人の手がかかっている作業なんか安くていい、と言っているのと同じだ。巡り巡って自分の給料も安く抑えられても文句は言えないって事なんだけどね。分かって言ってるのかな?

そんなふうに、世の中を俯瞰してみられない人ばかりじゃあねぇ。世間が狭くなるし、思いやりのない世の中はギスギスするだけだよ。

そうやって周囲を見回してみて「自分がやっている仕事の金銭的価値がいくらぐらいなのか?」と言うことは一度じっくり考えてみた方が良い。自分ならこの仕事にいくら出せるか、出せないか。実際にもらっている報酬と差があり過ぎるならば、一度自分の仕事と就業先について考え直してみるのも良いかもしれない。




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