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お金を払って何かを買う/当たり前の行為なんだけどちょっと疑問を持ってみよう

洋服屋に行って洋服を買う。裸では生活できないから洋服は必要なものだ。

食品や日用品を買う。毎日の生活でスーパーなどの小売店に行く。実店舗でなくともネットで品物を選んで注文し買う。

食品や日用品でなくとも、水道代や電気代、通信費は必要だし車があればガソリンだって必要だ。車がなくとも公共交通機関を利用するのにお金は必要だ。

どうしても必要とかではなくとも「欲しいから買う」と言うこともある。買いたい、所有したい、買えることがうれしい。人にはそういう側面もある。

別にそれが悪いことではない。欲しいから手に入れる。欲しいから買う。それは人の当たり前の気持ちの一つだと思う。

イイんだよ〜そう言う気持ちを肯定しても。悪いことでは無いんだから。

だけどさ、「欲しい!所有したい!!!」という気持ちばかりが肥大・暴走してしまいがちなんだな、現代は。

人の欲望を煽る構図になっているのだ、社会全体がね。それが資本主義社会だからさ。当然と言えば当然なの。

・流行を作って買い替える動機にする

・プレゼント用に買わせる。プレゼントの機会を作る(クリスマス、誕生日等)

・コレクションさせる

・ストックさせる

・ブームを作る

・小分けにする、またはまとめて売る

・パッケージを変える

……なんかそういう「欲望を煽り、購入に向かわせる動機」の色々リストがあったんじゃなかったかな?

先日TVで見たのだけれど、山奥の限界集落に移住した夫婦。畑や田んぼを耕す農作業を主に自給自足を目指して生活されていた。沢の水を引き、ソーラーパネルで発電もしていたかと思う。お子さんもいた。そんな家族での生活で、食べ物は自給自足出来てもやはり通信費、車の維持費、ガソリン代などどうしても貨幣経済に全く背を向けることはできないらしかった。

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だけど、自給自足できないものの金銭的代金は月に家族で生活して10万円程度あれば十分だと言うことだった。

最初は自然豊かな場所で子育てをしようと移住したらしい。旦那さんは毎日農作業で食物を生産する。そして奥さんは農作業もやりつつ、絵を描いて個展などで販売しているアーティストさんなのだそうだ。

奥さんのアーティスト活動に必要な画材も全て含めて、家族全員で月10万円。毎月その金額が現金収入としてあれば十分暮らして行け、余裕のある生活だと言うことだった。

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私たち現代人は貨幣経済にどっぷりで、経済原理にがんじがらめにされてしか生きられないと思っていた。だけどコロナで世界が分断され、これまでの当たり前が当たり前でなくなった今、消費社会が当然でなくなりつつあることを感じる。実際にその生き方を実践し始めている人は、僅かではあるが増え続けている。貨幣経済や消費社会を闇雲にただ憎悪したって始まらない。貨幣がある事で世の中がだいぶ良くなっている側面もあるのだ。この社会のシステムを上手く利用しつつ踊らされない。

資本主義や貨幣経済にがんじがらめにされて、欲望を煽られ続けモノが溢れた家の中。そう言う状態が異常だってことに気づかなきゃあ、と思う。

生きて行くことはゲームだ。死んだらゲームオーバーになるゲームなのだから、それまで現実世界のリアルなゲームを楽しみつつゲームオーバーまでの道のりを進めば良い。その場その場で自分らしい取捨選択をして楽しみ味わい尽くせば十分じゃないか。

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自分はどんな価値観でどのように生き、周囲とどんな関係を築いて行くのか。

考えてちょっとずつでも、新しい考えや実践にシフトして行ければ世の中は着実にいい方向に変わって行くと思う。



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