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指名手配犯が長年の逃亡の末、本名を明かして亡くなったらしい

ここ最近のニュースでちょっと驚いているのは、50年近く指名手配されて逃げていた男が、本名を明かして亡くなった、という事。桐島聡。連続企業爆破事件をおこした犯人だとされていた人物だ。DNA鑑定の結果、桐島本人であったことが判明したとの事。

この顔に
ピンときたらば
110番


長いこと、公共施設や警察署内に掲示されている顔写真だった。見かける度、なんだか凶悪犯らしくない爽やかな感じの笑顔が何ともミスマッチに思えた。あの当時ならどこにでも居そうな青年。1970年代初頭の社会的影響の大きかった「連続企業爆破事件」のうちの一部を起こしたとされている。事件を起こし指名手配されていた男が、長年首都圏に潜伏していて死ぬ直前まで逃げ続け、結局捕まりもせずに一市民として暮らしていたという事実にまず驚く。

連続企業爆破事件について、詳しく解説しているYouTubeはここで見た↓

犯罪学教室のかなえ先生の動画は、以前から時々視聴していた。刑務所の受刑者の再教育とか、事件を起こした犯人がどのように処罰されるとか、その辺りをただの興味本位ではなく、分かりやすく正確に伝えてくれている。

みけ子はTVのワイドショー等はほとんど見ない。だからこの件についてのその後の詳しいことは分からない。だけど指名手配されて世間から身を隠して、本名を明かさずひたすら犯人だとバレないように生きてきた。住民票も当然ないだろうし保険証も作れないだろうから、どうやって生き延びて来たんだろうね?医者になんかかかれなかっただろうし。

本名を隠して、自分の本当の姿を偽って。でも一応仕事には就いて自分で稼いで生活していたみたいだ。都市生活ならではの匿名性で、多くの人の間に身を隠して生きて来たんだろう。50年近くの逃亡生活など続けずしっかりと罪を償ったら、もしかしたら有期刑でもう刑期を終えて出処していたんではなかろうかって気もする。どうしてそれを出来なかった(やらなかった)んだろう?どこかで自首するとかの選択肢はなかったんだろうか?

末期ガンだった。死ぬ直前に病院に運ばれ、入院してあまり間を置かずに本名を明かして4日後に亡くなったという。指名手配犯の桐島はこれまでの人生、毎日どんな思いで暮らしていたのか。

本当に自分のしたことを後悔していたら、こんなに逃げ続けることはしなかったのでは?もうかなり昔のことだから、世間から事件のことは忘れ去られ、本人の気持ちの中でも解決済みのことにされていたのか?

いくら大昔のことだったとは言え、被害者が出ている社会的影響の大きい事件だった。逃げ続けたからそれでOKだと思っていたのか。どのように考えていたかは、もうすでに知ることは出来ないが、死ぬ間際に名前を明かしてそれで自分は気が済んだのかね?そんなやり方ってなんだか自己満足的で何の責任も果たしていないし、大分ズルいやり口だとみけ子は感じるが、果たして?

……色々考えても、当然桐島本人の内心の心持ちは分からない。事件を起こして、指名手配になったがその後逃げおおせて。この辺りのいきさつとかを、そのうち誰か詳しいルポルタージュとして書いてくれないかな。



↓伊万里染付の角鉢。煮物を盛ったりお浸しなんかも似合いそうなうつわです。傷のある部分は職人さんの手による丁寧な直しが施されています。


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