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両親2人とも要介護だった 番外編②

ちょっとまたここで番外編です。
こうして書いていると、後から後から芋づる式に色々な事が思い出され結構キリがないです。芋づる式の思い出も、思いだして楽しい話ならいいけれど、私の介護に関する話はほぼ、思い出して嬉しくない話ばかりで。でもどんどん思い出して来ちゃうので、読みたい方だけお付き合い下さい💦


何か特別な事がある時に限って呼び出しをくう。
その1
これは「子連れ住み込み女中さん状態」になって割と間もない頃だったと思います。両親にはショートステイに出てもらい、私たち家族は本当に久々に皆んなで温泉♨️に行こうとなり、予約をして泊まりの準備もして以前から行きたかった、隣県の由緒ある古い建物の温泉宿へ行きました。その時は自家用車ではなく(多分私の希望で)バスと電車を乗り継いで行ったんじゃなかったかな? 泊まりの荷物を持ち、久しぶりの家族4人揃っての旅行にウキウキしていた私の携帯の電話がなりました。ショートステイ先の施設からでした。母が熱を出してしまったので迎えに来て欲しい、と言うのです❗️目的地の最寄り駅に着いてさあ乗り換え、と家族で駅のホームにいた時でしたよ。もう、が〜ん❗️です(T . T) その時はショートステイだったので、熱のある人をショートステイで泊らせることは(本来は)出来ないらしいのです。
その時は、家族旅行で県外に出てしまった事を伝えて、旅行は続行したように思います。この時は施設からの呼び出しをくいましたが、入所期間が長くなってくると施設も方針が変わって来たのもあり、こちらの用事が終了するまでスタッフさんで対応してくれるようになりましたが。


何か特別な事がある時に限って呼び出しをくう。
その2
また、こんな事もありました。まだ母が在宅介護中心で過ごし、デイサービスとたまにショートステイを組み合わせて利用していた頃の事です。その日は長女の卒業式でした。色々と支度があるのでその日は母にはショートステイに行ってもらっていました。私はその日は着物を着るので朝早く起き、髪を結って普段はあまりしない化粧を念入りにして、足袋を履くところから下着襦袢と順番に自分で着付け。普段着る機会がない、着慣れて居ない晴れ着ですからね。着付けて出かけるだけでも結構大ごとな訳ですよ、自分にとっては。

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着物を着るとただ普通に歩いたり腰掛けたりの動作も、普段の洋服とは動かす筋肉や力の入れ方が違うのです。洋服と同じような動作で動くと着物が綺麗に見えないし、着崩れもし易くなります。なので洋服の時とは疲労感が格段に違います。そして無事に式が終わりやっと帰って着物を脱いで、ホッとして「さぁお茶でも入れてゆっくりして、、」と思ったちょうどそこに、母の入所先から着電が。「お母さんのいつも使っている糖尿病の注射針がないんです。持って来ていただきたいのですが。」糖尿病で1日2回は注射を打つので針は必需品なんですよ。糖尿病の注射針は糖尿病薬を処方してもらっているいつもの薬局や病院でしか入手出来ないらしいです。母の部屋に置いてあった注射針を持ってそれから届けることに。あ〜あ〜あ〜、ですよ。
母の入所先は市内ですが、雪が降るとタクシーも来てくれない奥地です。車が無い私は仙台駅からJRに乗って最寄り駅で降り、そこから徒歩で30分。注射針を届けたらもう日が暮れていましたね〜orz    もうへっとへとでした💦


ご近所さんに迷惑をかける
これは父の話。まだ小規模多機能ホームへ通う前のことです。
父が家で一人の時に、どうしても鍵を開けて外に一人で出てしまうので、外から鍵を掛けたりそういうやり方で施錠するカギがないか、カギ屋さんに相談に行ったことがありました。そういうカギは無くはないものの、防災上の理由で玄関に外からしか解錠できない鍵を取り付けるのは問題があるとのこと。(考えてみればそれはそうなんだけど……)マンションに常駐する管理人さんに事情を話して、管理人さんに合鍵を保管してもらうことも考えましたが、結局その件は実現しませんでした。そんな日々を過ごしていて、そのうち結局父は施設にほぼ毎日通うか泊まり込むかで家に一人でいることは無くなりましたが、父が亡くなった後でうちの向かいに一人暮らししている70代の女性から「前に一度そちらのお父さんが私の家に間違って入って来てしまって、腰を抜かさんばかりに驚いた!」という話を聞かされました(T . T) 申し訳ないやら何やらで身の置き所もない気持ちでした……。本当にごめんなさい、です。m(_ _)m


何か大事な時に限ってデイサービスを休む
これも父の話。この頃はデイサービスを週に4日程使いながら過ごしていましたが、まぁホントに何か私に大事な用がある時に限ってデイサービスに行きたがらないのですよ。その時の私は、パート勤めをしながら美容系の講座をやって起業出来ないか、模索している最中でした(←もはや黒歴史です) その少し前に中心部に近い眺めの良い住まいに引っ越したばかりだったので、自宅リビングで講座を開催する事にして、3ヶ月ほど前から準備を進めて参加者を募って開催当日を迎えました。ところがその講座の当時、父は「頭痛いから今日は休む❗️」と言って薬を飲ませても頭を濡れタオルで冷やしても「ダメだ、具合悪い!今日は休んで寝てっから!」と言って聞きません。迎えに来た施設のスタッフさんにも結局帰ってもらうことになりました。デイサービスを休んで父が家に居るからと言って、前々から準備していた講座を中止など出来ません。仕方が無いので、その日は大事なお客様が来ることを父に説明し、それが終わる昼過ぎまで部屋で休んでいるように伝えました。しかし、講座の真っ最中の昼前にのそのそと乱れた髪と服装のままリビングに出て来て「腹減ったなや。まだご飯食ってねえんだわ。」
もうあっちゃ〜❗️です (T . T) 

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↑こんな老人がぬぼ〜っと現れたらお客様もビックリですよ〜。

朝体調が悪くても元々身体は丈夫な方なので割合直ぐに回復し、腹減ったと言い出す。それがいつもの事なのです。予想通りの最悪の展開で、参加者の方もどんな顔をしていいか困った様子😰 もうこれじゃあ自宅で講座を開いたり、誰かを招いたりなど無理だと思い知りましたよ、要介護の父と同居している限りは。


思い出しても全く嬉しくない、芋づる式の思い出エピソードでした( ;  ; )

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↑両親と兄一家、私の家族で日帰り旅行。松島に行ったんだけど大雨でした。

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