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くり抜いて銀紙でも

うちの店で、最近、わりと定番化しているメニューに「ニョッキ・パリジャン」というのが有って、よく注文を頂く。
そのおりに「ニョッキってなんですか?」とか「なぜパリジャンなんですか?」と聞かれることがある。そんなときの説明は、さっさと嫁さんにバトンタッチしちゃうんだけど、「え~実は、アスパラみたいに畑からニョッキニョッキと生えてまして、パリで生えたのがニョッキ・パリジャンなんです」と言いたくてたまらなくなるときがある。ま。常連さんにだったら、言っちゃうんだけどね。
この間も白身の魚とポテトのトマト煮込みが出て、「この白く長やかなる魚はなんだ?」と嫁さんに聞いたら。。
「お前さんの、まみえの下にあるものは何なの?」と言い返された。
「目だよ」といったら。...
「目なら見るために付いてるんだろ?見て判らないようなら目なら、くり抜いて銀紙でも張っておき!」と怒られた。
んんん。閉店後に噺をかけるのは止めよう・・と思った。

ワインの芳香を嗅ぎ分けるのは得意なんだけどね。
だからお客さんにも「鼻の方は評判いいんですがね、目の方はからっきしでして」と言い訳してる。

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無くてもいいような話ばかりなんですが・・知ってると少しはタメになるようなことを綴ってみました