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質問回答1 受験と才能

皆様ごきげんよう!Mike宇治松です。

今回は質問箱に届いた質問とそれに対する回答をシェアします。

正直申しますと才能の類は多少はあるかもしれません。やはり放っておいても受かるような人が居るのは事実です。向き不向きも確かにあると思います。

とはいえ明らかに勉強の才能が無さそうな人でも、出された課題を素直に毎回きっちりこなしていく生徒は良いところに最終的に受かっていくことが多いのも事実です。

才能が無いうえでネットなどの情報を切り貼りするようなやり方で自己流を進もうとすると、これはもうほぼ上手くいきませんが、良い指導者の下で指示を仰ぎながら絶えず自身の弱点に向き合い改善をしていくことで、スタート地点に関係なく五分五分以上の勝負には持っていけるはずです。

質問者の状況がわからないので実際にどこを直せば良いかを具体的に示すのは中々難しいですが、おそらく勉強の量自体は確保できてそうですので、努力の方向性に問題があったかもしれません。

やってる事がズレてしまっているといくらやっても伸びないという事はあります。そういう場合、最初だけ伸びて偏差値60前後くらいで止まるパターンが多いです。

偏差値50半ば〜後半くらいまではテキトーにやっても勉強量のゴリ押しで伸びるのですが、それ以降は基本の理解に穴があると頭打ちになります。

この基本の理解というのが結構厄介で、基本事項を学ぶ段階だと問題のレベルが低いので理解して無くても先に進めてしまうんです。
そうすると自身の問題に気づけないまま先に進んでしまい、詰まった時に戻ってみても結局問題自体は解けてしまうので抜けを探すのが困難になり、そこで停滞し続けてしまうことになります。

多くの人がこの罠に陥っていますので、おそらく質問者とその周りの人達もこのパターンにハマっていたかもしれません。

これを打破するには先生に個別で教えてもらうのがベストですが、個別指導塾は現状ほぼ大学生のアルバイトで、大半の先生は耳障りの良い言葉を並べてカリキュラムに沿った内容を教えるだけなので、これもかなりギャンブルです。(もちろん良い先生も居ますがガチャで言うとSSRです)

予備校講師に直接じっくりと話を聞いてもらえればそれがベストですが、忙しいと1人に時間を割けない場合も多いのでこれも中々難しいです。

結局、才能に恵まれるとか良い先生に運良く出会うとか結構難しいですから、質問者様の周りの結果が振るわなかったのは質問者様方だけの責任では無かったと思います。


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