見出し画像

【1/16】名古屋まつり郷土英傑行列コースを毎日歩く 『突風』(松本清張)

1月16日のウォーキングコース
若宮大通(17:20)~大津通北上~栄交差点~伏見~納屋橋~笹島交差点~名古屋駅ミッドランドスクウェア前(18:00)

 今日は歩きだす時間が早かったためか、意外と街は明るいですね。寒さは昨日と同じくらいでしたが(苦笑)

 現在通勤の地下鉄の車内で黒川重吾作品と松本清張作品を交互に読んでます(たまに夏樹静子)。前回は『石に咲く花』(黒川重吾)だったので今回は『突風』(松本清張)を読みだして読了しました。

 短編集で、時代設定が江戸時代のもの(捕物帳形式?)のものから明治大正時代のものもありますが、メインは昭和30年代として描かれてます。ミステリーというよりは「ショートショート」のような感じでした。とはいえ、男女(人間)の機微をとらえた作品ばかりで、いわゆる「奥が深い」のはさすが松本清張です。表題作の「突風」はテレビドラマ化もされたようですね。意図せず「結果オーライ」となった結末はちょっとモヤモヤしますがまあいいでしょう(笑)「「静雲閣」覚書」は時代がさらにさかのぼるせいか、横溝正史のテイストもあります(「車井戸なぜ軋る」)。気が付いたのですが、この時代には『不倫』という言葉ありません。どう表現したかといえば『よろめき』(!)でした。その昔の「メロドラマ」(これも死語ですが)が「よろめきドラマ」と呼ばれてたのを思い出しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?