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ヒカリのお魚

ねえ、夢と現実の境目が曖昧になる瞬間って無い?

僕ね、ちょっとまえにその境い目の世界に行ってきたんだ。

・・聞きたい?(・・・しーん・・・・・・)

ヒカリのお魚と猫

・・まぁ気を取り直してちょっと語ってみます。

春ぐらいのことなんだけど、うちの母さん(飼い主のこと)が「光のお魚」という猫のおもちゃを買って来たんだ。
母さんが言うのは「体重が増えすぎると体に良く無い」と言うことだ。
母さんも充分タプタプしてると思うけど・・なんでも僕の腹回りがヤバイらしい。
なので光る魚で遊びながら引き締めようと言うことだ。

この光るお魚って不思議なんだよ。
いきなり現れては目の前を行ったり来たりして僕を挑発するんだけど〜メチャクチャすばしっこくて絶対に捕まらないんだ。
っでね、もうちょっとで捕まりそうになると床でも壁でも天井でもどこでも泳いで逃げちゃう。
うう〜ほんとに悔しい。
僕は猫のプライドをかけていつか捕まえたいと思ってたんだ。

まぁ、そうやってお魚を追いかける毎日を過ごしてたのだけどね〜
先日、なんとその光のお魚が話し掛けてきたんだ!
ええ、そりゃ〜もうびっくりしたよ。

その話というのがまた奇天烈で〜〜


                         続く



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