猫、海辺で途方にくれる
いきなりこんな広い所に放り出されて僕どうすりゃ良いんだ?
僕は途方にくれてしまってとにかく日陰で隠れられるところがないか探してたんだ。
でも見渡す限り熱い砂が広がっているだけで僕はトボトボ歩くばかり・・
そんななか砂の上を横歩きする何かを見つけて追いかけていたんだ。
それは部屋でよく見かける蜘蛛に似てるけどもっと大きくて結構素早い。
それでもうちょっとで捕まえられるというところで砂の穴に潜り込まれてしまう。
まぁ、そうやってしばらく遊んでいたりしたんだけどなんかねぇ・・変な気配を感じて顔をあげて見たんです。すると・・
なんとまぁ、いつの間にか周りはカラス・カラス・カラス。
カラスに取り囲まれていた!なんで?!
どうしてか分からないが僕はどうもカラスに絡まれやすい猫のようだ。
うわ〜、これは怖い状況だ。
しかし、動揺を悟られて一気に襲われたら堪らない。
僕はあるだけの勇気を振り絞って「とっておき・一番恐い顔」をしてみた。
・・しかし、カラスたちの反応はイマイチだった。
「なんか微妙だね」「ちょっと迫力に欠けるな」などと話しているではないか。
うぅ〜、僕もう心が折れちゃう。
まだ続きます