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美食と文化の街は偽りなかったぞ!!

フランスday1

好きなチーズは白カビチーズ、特にブリーチーズが好きです。リュウトです。

フランス🇫🇷です!
結局一番好きなお酒は白ワインだし、好きな配色はトリコロールだし、好きな画家はクロードモネ!
親父はフランス人になるのが目標っぽいというかフランス人みたいな生活してるし、実家はフレンチだし。
そんな憧れ続けて早22年、フランスです!ヒャッホーーーー!

イタリア人が印象悪かったこともあってフランスへの期待が凄いことになってた。交渉とかでも一度難しいの吹っ掛けた後に少し簡単な要望にすると通りやすくなるやつと同じですね。フェイスインザドアだっけ?
→ドアインザフェイスでした....

パリの南側にあるオルリー空港からスタート。まず空港の印象ですがどこの空港も綺麗なのは共通していて、オルリーは案内板が多いのとしっかり英語や中国語が記載してあって良かった。レオナルドダヴィンチ空港はイタリア語しかなくて若干困った。



オルリー空港からは高速バスとメトロがあるらしい。高速バスは凄い人が混んでたのとメトロの方が安いのでメトロから移動。
最初はトラム(路面電車)だった。電車も綺麗!ローマと大違い!!

広告ってそう貼り替えるんだ...


乗り継いで向かうは今回お世話になるホストファミリーのお家。幼稚園時代の友達の両親が出張で住んでいるお家だ。その友達とは大学が一緒なんだけど何だかんだまだ会えてない。卒業式で空いたな。幼稚園の頃は両親の仕事が忙しかった関係もあり、よくそのお母さんにお世話になっていた。
そんなこんなで20区、高級住宅街だった。フランスといえど移民やそれに伴った乞食やスリ、黒人の物売りなどは街中に結構いた。しかしお家の近くは全然いない。田園調布みたいな感じ。

お家に到着したのは10:30くらい。
到着した時、「お腹空いてる〜?」に対して見栄を張って何も食べてないのに「朝、空港降りてパン軽く食べてきたので大丈夫です!」って咄嗟に言っちゃった。
大学自体のコーチ仲間や自分自身が上に立った立場からも甘えられる時は甘えておいた方がいいことは学んだはずなのにッ!
まさかの朝飯を既に用意していてくれていた。近くのパン屋で買ったバケット、クロワッサン、チーズ、etc..
食欲には勝てなかったよ....

普通に1/10カットくらいのブリーチーズがあって全部食べちゃった。ガキすぎるだろ。
そしてこの時点で全部うまい。クロワッサンは不味くなることはないって言ったけど普通にエグ美味い。バターとかを照り焼きしてるわけじゃないけど甘さがしっかりあって外はサクサク中はしっとりでハイスペックなクロワッサンだった。朝から最高。

その後は歩いて3分くらいの位置で開催されてるマルシェ(朝市)に移動。ホストファミリーはめちゃめちゃ偉い人なので会食とかが多いらしく、一緒に夜ご飯食べられるのは初日の夜のみとのことで、それ以外の食材を買ってくれるそうだ。頭上がらねーーーーーー。


日本のスーパーではあまり見ることのない食材に始まり、日本とは形や硬さが違うフルーツなどを眺めた。
最終的には、生ソーセージを2本、シュークルート(キャベツの、、、、なんて言えばいいんだ。フランスの付け合わせで使わられるやつ。ドイツのザワークラウトと似てるよ)
サラダ用のルッコラ、水菜(今考えるとフランスの名前あったかな)、オンディーブ(白菜みたいなやつ)、洋梨×2、黄リンゴ。
マルシェ内にあったBIO八百屋さんでドレッドヘアのイカついメガネかけた黒人の方が対応してくれたんだけど日本語話してくれてすっごい嬉しかった。めちゃくちゃ気さくだし、サービスでハーブくれた。ローズマリーをいただいた。
マルシェみたいな場所でもクレジットカード対応していて、驚いた。
というかこの時点で日本出る際に両替した現金100€は尽きてます。クレジットカードがあれば何とかなる。ただVisaとMasterCardばっかり。Amexは使えない所が稀にあるぐらい、JCBくん?知らない子ですね....



マルシェで購入とかいう男1人で旅行してたら絶対にやらないイベントも経験しつつ、お家に戻り、色々案内受けた。NaviGoっていう日本でいうSuicaみたいな電子カードがあるんだけどそれもチャージして貸してくれた。嘘だろ。今んとこフランスで何も払ってないぞ俺。いやでも..行きの電車は払ったから....その電車のチケット多分間違えてて本来必要な値段払ってないけど.....
海外、日本みたいに降りる改札でチケット確認されないから最悪改札内に入る安いチケットさえあれば何とかなるんですよね。
"この時はそう思ってましたが......"

夜飯の約束をして、マンモッタン・モネ美術館へ。ルーブルとかオルセーとかより全然行きたかった。
ウチの両親はアンリ・マティスっていうフォービズム期の巨匠の絵が好きで家に何枚か飾られてるんですよね。
うちに飾られてるのはキュビズムちっくというか、結構理解が難しい絵が多くて子供の頃はなんか面白い絵だ、みたいな認識でした。
ただやっぱり刷り込みというかずっと見てると次第に好きになっていくんですよね。ただそこは天邪鬼。同担拒否なので、自分でカタログとか見てたらなんか印象派が好きだなと。実際アンリ・マティスも印象派から影響を受けている人なので。
印象派の中でも特に驚いたのがクロード モネという画家の「The Seine at Port-Villez, Evening Ef fect(ポルト・ヴィレのセーヌ川、夕景)」って絵でした。



ここからキモい自分語りフェイズです。飛ばしてください。
胡蝶の夢ってあるじゃないですか。
簡単にいうと夢で蝶になる夢を見た男が、もしかしたら自分の人生は蝶が見ている夢なのかもしれない。という話ですね。
これ初めて見たのがいつかは覚えてないけどとても怖くなったんですよね。もしかしたら俺は現実では植物人間で寝たきりかもしれない。はたまた本当は未来人や宇宙人で、そういう記憶や経験を体験しているんじゃないかみたいなね。
普通に厨二病全盛期の時期だったのでしょうがない。
この問題自体は解決することないと思うんすけど似た話で、同じものを見たり食べたり聞いても受け手によって違うじゃないですか。

色覚障害を自分が持ってないとは言い切れないし、僕は低音の音を聞き取るのが苦手で人の声聞こえないこと多々あるし、誰かが美味しいっていってる奴もそんなことないし。

そういう個体差があるから批評や感想って意味ないなって思ってたんすよね。
で話戻すとそういった厨二病真っ盛りの時にモネの絵を見て驚いたんすよね。
曖昧な絵は あまり好きじゃ無かったんですよね。ただ、解説読んだらこの時のモネは白内障、奥さんの逝去、神経衰弱、息子の死とかでボコボコだったらしい。その状態で自分の見える世界というか感じたものを絵にしてるのが凄いなと感じたのを覚えてる。自分が好きなものは好きって言っていいし、自分がしろって信じれば烏も白になるんだなみたいな感じ。

余談
この考え方で言うとキュビズムとかの方が合ってるけど、あれは余りにもアーティスティックでゴッホ好きって言うと馬鹿にされそうだから辞めた。

自分語り終了
ということで一番好きな画家の名前を冠した美術館。行くしかないっショ!
場所自体はパリ市内から外れた西の方。
美術館は地下1階、1階、2階で構成されてる。
1階と2階の一部はあまり関係ない、良くわからない展示だった。どちらかと言うとその時代の離宮を再現した感じ。
2階の奥の方に行くと、ベルト・モリゾやその他印象派の絵画が飾られていた。



ベルトモリゾはこれまで知らない画家だったけど今回の旅行で好きになっちゃった❤️

女性の人と知ってなお驚き。この時代に女性アーティストが活躍するってすげーことだよなー

地下への階段はショップの中にある不親切仕様。
普通にモネ美術館なのにモネの絵ないのかーって一回帰りかけて一応ショップに寄ったら気づいた。これ気づけない人いるでしょ。

地下への踊り場には剣があった。

この他にも10本くらいあって男の子には熱すぎた。全部一本ずつ写真撮っちゃった。

多分一番有名な「夕景」
睡蓮


マンモッタン・モネ美術館は必ず行って欲しいです。まじで。


そんな感じで鑑賞を終えた後はすぐ近くの公園を散歩。してたらケムシが一列になって進んでた。
画像は拡大しない方がいいかも。

このケムシ、ギリシャでも確認してて、ギリシャではケムシ同士が絡み合って三角錐みたいな感じになってたんですよ。スッゲー気持ち悪くて印象に残ってたんですよね。
で、今回その列を見てたらピッタリ前の虫についてってるんですよ。途中で自転車に踏まれたのか途切れてる部分があってそこの毛虫が何故かそのまま旋回して自分の後ろのケムシを追いかけ始めたんですよね。それで得心が言って、このまま続けることで蠱毒みたいに絡まり続けるんだなと。
そんな感じで毛虫の観察、20分くらいしてたら道を通ってきた50歳くらいのナイスガイに何してんのって声かけられた。虫見てますって言ったらめっちゃ笑われた。そりゃそうだよな。明らか観光客が虫見てるんだもん。意味わかんねーよ。


ちなみに害虫らしい。駆除しておけばよかった。
そんな感じで公園を散歩しながら凱旋門へ。


遠すぎて笑った
みんな車道で撮ってたから同じように撮った
赤信号みんなで渡れば怖くないよね。


なんかよくわからない像と月桂冠
螺旋階段

凱旋門自体は特に無かったんだけど、その日がキャッシュ限定で、現金がないし、wifiが通信制限で結構困った。最終的にwifiの通信制限が解除される16時くらいまで周りをうろうろして時間潰して入った。
案の定中は階段で目が廻るかと思った。
中では凱旋門の歴史ビデオとかあったりして面白かった。オススメ。

最後はホストファミリーの方とビストロに。めっちゃ美味しかった。

イタリアの後ってこともあって雲泥の差、月とスッポン、提灯に釣鐘、天と地の差。
まず料理の盛り付けが綺麗。そして味のバランス、重ね方が奥行きがあってうまい。
しかし、何とこのクソガキ、メイン料理のコンフィをおかわりしたらしい。面の皮暑すぎるだろ。


テリーヌ
ちなみにウチのお父さんのお店ではテリーヌは野菜のゼラチン固め。
上記の写真はパテドカンパーニュと呼んでいるのでテリーヌを頼んでこれが出てきて驚いた。
普通はテリーヌって型の名前を指すらしい。みんなは気を付けてな。

豚肉のコンフィ。まーじで美味かった。今まで食べてきた中でも3本指に入れてもいいかもくらい。

ワインはマルサネの白ワイン。
シャブリとどっちにしようか迷って、お店の人に聞いたらシャブリはgras、脂肪感がある感じで、マルサネはスッキリと飲みやすい感じとのことだった。
ホストファミリーの方も俺も逆の認識だったので驚いたけど確かに飲みやすくて美味しいワインだった。フランスはワインも美味い。どこかのパクリ国家と違って。

ちなみにgrasの発音が聞き取れなくてめっちゃ難儀した。rとh、発音しろ!!!!!

そんな感じで1日目終了。
久しぶりに安心できる場所だったのでめちゃくちゃ熟睡した。



今日の紹介コーナー
今日紹介するのは好きな映画「Life」って映画です。

1936年の創刊から2007年に休刊されるまで、世界で幅広く読まれたアメリカのグラフ誌「LIFE」の写真管理部で働く臆病で不器用な男が、人生変える波乱万丈の旅に出る姿を描く。LIFE誌の写真管理者として毎日地下鉄に乗って通勤し、変化のない日々を過ごすウォルター・ミティ。彼の唯一の楽しみは、むなしい現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることだった。そんなある日、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルターは、カメラマンを探すため一大決心をして一歩を踏み出す。

wikpedia

吹き替え版はカスなんですけど、中学生の多感な時期に見て結構影響受けた映画。
妄想が最初は多いけど、徐々に減ってくる感じとか、求めていた写真の正体が分かった時のスッキリ感とか、オススメです。
見る時は吹き替え版以外で!!!!

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