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ヘアカット雑感2024/02 納得のいく髪型になるまで、三年かかった

2月15日の木曜日、ついにここまで辿り着いたんだと、鏡を見ながらそう思った。前側だけでなく、サイドとバック、トップまで360度、全部がかっこよくなっていた。自分で自分の髪型に心の底から納得できた。垢抜けの幕開けだ。

この世界には2種類の人間しかいない。「ただ髪を短くするためにヘアカットする人」と「かっこよくなるためにヘアカットする人」だ。3年前まで私は完全に前者の側の人間だった。高校三年間は千円カットで過ごし、体育の先生に『お前、千円カットだろ?』と髪型が中途半端なことを指摘されてようやく気付いたくらいだ。千円カットの世界しかないと思っていたので、このとき初めて自分は身なりに気を使ってないということに気づいた。

欲を言えば成人式の日までにここまで行きたかった。確かに高校のときの私に比べれば、明らかに身なりに意識をしてカッコよくなっていたけれど、それ以上に周りの男子みんながカッコよかった。そりゃそうか、スタートラインが違うもんな。周りから言われた言葉は『〇〇くんは変わらないね。』と。この言葉には、(周りは変わったけれど)という暗黙の前提がある。ちょっと傷ついた。悔しかった。ほんとはもっと、同窓会のときに男子だけじゃなく女子ともたくさん話しかけたかった。だけど、自分の見た目のことを思うと、自信がなく気が引けて話しかけることができなかった。もう二度と会うことのない人たちばかりの場所だったから、本当にもったいなかったというか、後悔している。なにか引け目を感じたときに人はたった一歩の行動をためらう。私にとってはそれが見た目だった。

なんでここまで来れたのか?最後の決め手はなんだったのか?それは昔の私からすれば拍子抜けするほど簡単であっさりするものだ。もしかしたらどこかのサイトにすでにそのようなことが書かれているかもしれない。むしろ、書かれてない方が不自然だ。でも、できない。たとえそれを読んだとしても、大して労力はかからないし、少しまとまった時間があれば誰でもできることで、才能なんていらないけれど、メンドクサイからできない。

最後の決め手になったのは、Googleなどのネット検索で探すのではなく、「インスタグラムで自分の理想の髪型に近いカットをしてくれる美容師もしくは美容院」を見つけ出すことだ。髪型の本とか動画とかは最低限は必要だったとしてもあまり重要じゃない。とにかく腕のいい美容師を見つけること、これに尽きる。これに関する詳細なことは追々、書いていければと思う。


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