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意思を尊重するということ

昨日、父が入院しました。

8月に入り、食べられなくなり、浮腫もひどく、かなり弱っていたけど、訪問看護師さんはそんな父の様子を見るだけで、帰っていく。

「父の意思を尊重して」何もしないというが、本当にそう?と言いたかった。その前に、父が理解できるような説明をしてくれましたか?それがなければ、意思もなにも、発動出来ないじゃないか。

訪問看護師さんは「点滴した方が良いけれど、お父さんが拒否したからやりませんでした」と言っていたので、その点滴は何のためにして、それをしたらどんなメリットデメリットがあるのか、私から説明したら、父は「点滴をする方がいいんだな。ならお願いします。」と即答。

それだけ弱っていたのを自覚していたし、どうにかしたいとも思っていたけど「オレがわかるような答えをくれなかった」というのが父の言い分。

うちの父、かなりの理屈屋で頑固だけど、だからこそ理屈に納得がいけば、ちゃんと人の話も聞くし、動くのに・・・。 

年だから、
性格的に難しそうだし
言っても無駄と思われたかもしれないけれど、
YES NOを決める前に
「なぜ」(やるのか)
「どうしたらこうなる」
「そうしないとこうなる』
的なことを話してくれたら
素人は素人なりに判断できる。
少なくとも、今の父なら。

私が仕事で大切にしているのは、その人なりに理解できるよう
こちらがどう話すか。
それは、父の場合も同じだな、と思った。

ただ、今回、私は家族なので、難しいところと良い点がある。

父のことを考えながら、半分足を突っ込み始めた、自分の老後のことも考えている。
親というのは、本当にありがたい存在だ。

子どもがこんなに大きくなっても、存在でいろいろ教えてくれる。
嫌なことも、良いことも。


親子の関係って深い。

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