古代美術商としてのクレッセントハウス 〜西洋古美術の魅力〜 <前編>
祖父の話というのは、西洋美術や中近東古美術等に興味のある方であれば、なかなか興味深い内容ですが、そういったお話がわからなくても、方々国々を駆け巡り、夢に向かって自分の道を生きた人として、多彩な経験の引き出しから話をするので、自分らしさを生き方の軸としていく考え方が増えている今の時代の人が見ても色あせない内容も多いと感じていました。
また、クレッセントハウスの完成を見ずして亡くなった祖母ですが、美術品のコレクションは、その後も「石黒夫妻コレクション」とよばれ、常に寄り添い続け