のら猫から家族　夢を叶えた猫の思い出5-1

『病院デビュー1』
 
朝からソワソワしているサヨさんとノリさん。
どうやらボクが見回りから帰るのを待ち構えていたようだ。
 

え？　何？

ベランダのチェストの上で香箱座りをしていると
二人揃ってボクの前に立った。
 
「え？　何？」
 
気付いたらハーネスとやらを着けられて
キャリーケースに入れられていた。

どういうこと？？？？

 
初めて乗る車。
隣のサヨさんに「ニャーゴ、ニャーゴ」言ってみた。
「大丈夫だよ」とサヨさんは落ち着いている。
 
ボクが鳴きつづけていると布を掛けて暗くしてくれた。
サヨさんが時々覗く。
ボクは二人を信頼しているので、鳴くのをやめた。
 
 
病院到着。
他の猫と接触しないように診察室に直行。
 
あんまり好きではない匂いがする。
サヨさんが抱っこしてくれているので大丈夫かな。
 
先生が来て診察台の上に降ろされた。
さすがに不安。動けない。
 
「サヨさん、抱っこして」と訴えたけど
「ジッとしててねー」と流された。
 
体重計測、身体検査、血液検査。
言うことを聞いてジッとしていた。
 
「痛いんですけどーって」(>_<)
「お利口さんだね」って褒められた。
 
次はワクチン注射だと？
ハイハイ、お利口さんなので
ジッとしてますよー。
 
ちゃんとゴハンを食べて体重も増えた。
ノミダニ予防をしてもらって毛並みも揃った。
毎日元気に過ごしている。
 
わかったこと
年齢：2～３才　サヨさんは2才位かなと
体重：5.8kg　成長早い？
 
そして猫エイズキャリア…