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楽しみは淋しさとともに。

ちょうど一年前の今頃
こんなクリスマスの絵を描いていた頃、
田舎で一人暮らしをしていた母が、兄の住む東京の施設に入所することが決まり
私は泣いてばかりいましたー。
馴染みのある地元ではなく
知った人が誰も居ない東京へ行く母が可哀想で、申し訳ないという気持ちでいっぱいで。
一年あっという間ですね。早いな。

この一年、
一週間か10日に一度、母に葉書や手紙を書いたり
たまにお菓子を送ったりしています。
母は携帯電話を持ってない(持ったところで使いこなせない)ので
施設に電話してわざわざ呼び出してもらうため
電話で話すのは1ヶ月に一度ぐらいです。
そんな日々を淡々と過ごしていたわけです。
母さんに会いに東京にも行かなあかんなぁ。
でも東京行くとお腹痛なるんよな……。困ったな。
などと思いながら。

ところが。
春先だったかなぁ。
たまたまチューニングを合わせたラジオ番組で
【タブレット純】
という存在を知ってから、そんな日々が変わりました。
10月に意を決して(ビオフェルミンを携帯して)母に会いに東京へ行こうと決めた時
せっかくやから、サテライト中継するタブレット純を見に行こか……と
思い立って行動に移したら、なんだかとっても楽しかった。
そして
先日東京へ行った時もしっかりルーティンに組み込んで
また中継を見に行ったのです。
中継が終わって、母の施設へ向かおうと浜松町の駅に行ったら
なんと。
次の仕事へ移動するタブレット純氏(と事務所の人)に遭遇して
会釈をしたら会釈を返してもらえるというおまけ付き。
あれれ。なんだか東京行きが楽しいぞ。

ハッピークリスマス!

そうは言っても
会いに行くごとにぐっと年老いて小さくなる母を
なんとなく辻褄の合わないことを話すようになった母を見るのは
なんとも淋しくてつらいです。
でもそんな淋しい想いとともに、ウキウキする楽しみも付いてきてました。
そして
なんなら母さんに会いに行くついでに
今まで躊躇して(お腹が痛くなって)不義理をしてきた東京のクライアント様にも
ご挨拶に行けるなーなんてことも考えるようになって
なにがきっかけで未来が変わるかわかりません。