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ラフスケッチを描くとき。

イラストの仕事を受けると
まずラフスケッチを描き、それをクライアントに提出してチェックしてもらいます。
私はラフスケッチをサインペンで描いています。
Tombowの【PLAY COLOR K(すみれいろ)】を愛用しています。
私はすべりの良いペンで、手の動くままさーっと線を描くのがよく
鉛筆で描いて、失敗したところを消しゴムでゴシゴシ消して
また鉛筆でちょっとずつ線を入れて………というのは
性格がイラチ(せっかち)だし
絵にいきおいがなくなるので性に合わないのです。

なにも考えず
さっと描いたら、一発で出来た!わーい!
みたいな絵が一番良い。
私の場合はそんなふうに感じます。

ただ、消しゴムで消せないサインペンで描くので
納得のいく絵になるまで
なん度もなん度も同じものをくり返し描くことになるのが、ちょっと難です。
たとえば
『お父さん、お母さん、子ども(男の子と女の子)が〇〇してるシーンを描いてください』
という要望だったりすると
『お父さん』がうまく描けても、その後の『お母さん』や『子ども』が失敗したら
また最初に戻って『お父さん』から描き直す……
という永遠のループに陥ったりします。
だから
一つのシーンで二人以上の人物を描くのがじつはニガテです。
で。
こんなふうになん度なん度も同じことをくり返してると
手がどんどん慣れてきてしまって、気持ちもダレてしまうので
そんな時はどーでもいい絵をちょろっと描いて
手をリセットさせます。
最近のリセット絵はネット検索ででた
『日刊スポーツを取材するタブレット純氏』
です。

ところで。
さっと一発で描けた絵が良い。
の反対に
不思議となん度描いても描いてもうまく描けない。どーしても描けない。
なぜだか思うように絵にならない。
ということもあって、そういう時は
その仕事の内容が途中から変更になったりして
ボツになります。


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