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【スケアード・ニンジャ・アンド・クレバー・パイソン】 1 (忍殺TRPGソロアドベンチャーシナリオ4より)

【スケアード・ニンジャ・アンド・クレバー・パイソン】 1

「ウオーッ!」BLAMBLAMBLAM!「アバーッ!」「アバババババーーーッ!」

銃声、怒号、そして悲鳴。それらが重金属酸性雨降りしきるアヤセ・ジャンクションの工場地帯に響き渡る。ここはニルヴァーナ・トーフ社のトーフ工場エントランス前。サカイエサン・トーフ社とトーフ業界を二分する大手企業が擁するこの工場は、今まさに危険な武装アナキスト集団による攻撃を受けていたのだった!

「ウオーッ!」BLAMBLAMBLAM!「アバーッ!」「アバババババーーーッ!」

逃げ惑う労働者を狙い、両手に拳銃を持った男が闇雲に弾丸を撒き散らす。違法薬物による興奮で目を血走らせる男の着るTシャツには、極太ミンチョ体で「アナーキー」と書かれており、自身が恐るべき反社会アナキスト存在であることを強烈にアッピールしていた。

「ウオーッ!」BLAMBLAMBLAM!「アバーッ!」「アバババババーーーッ!」

乱れ飛ぶ弾丸!死ぬ労働者!アナキストの虐殺が止まらない!ナムサン、弾丸が尽きるまで労働者の殺戮は続けられてしまうのか・・・!?その時である!

「アイエエエエ!!アイエエエエ!!コワイ!!コワイ!!」甲高く耳障りな声で泣き叫びながらアナキストの前に立ち塞がった男あり!「ウオーッ・・・!?」反射的に銃を向けるアナキストであったが、しかし、男のあまりにも異様な風体に硬直してしまう!

その男の頭部は完全に禿げ上がっており、眉毛は両方共に無い。目は恐怖と混乱に見開かれ、とめどなく涙が流れている。その背は250cmを超す異常長身でありながら、胴体や手足は枯れ木めいて病的に細い。

唯一太くたくましい左腕は地面につくほどに長く、それはよく見れば人の腕でなく巨大なヘビ・・・恐るべきバイオパイソンが左の肩口から腕の代わりに生えている。サイバネによる肉体改造に溢れたネオサイタマにあってなお、見る者をして発狂させかねぬ悪夢じみた姿と言えよう。

だがその男が真に恐ろしいのはそこでは無い。見よ、彼の口元を隠すメンポを。その長身を包むニンジャ装束を。そして右腕に握られたマサカリの柄に刻まれた、クロスカタナのエンブレムを!そう、彼はニンジャなのだ!それもネオサイタマの裏社会を牛耳る闇のニンジャ組織、ソウカイヤ所属のニンジャである!

「ウオーッ!?なんだテメェ!?そのヘビはどういうつもりだ!?」アナキストは狼狽しながらも銃を向けて威嚇!薬物による興奮でNRSは軽微だ!

「アイエエエ!!ドーモ、スケアードパイソンです!」ニンジャは異常長身を折りたたむようにしてしゃがみ込み、ガタガタと震えながらアイサツ!「アッ、こっちのヘビはカシコイ=サン!アイエエエ!」カシコイと呼ばれた左腕のバイオパイソンはアナキストに向かって鎌首をもたげ、チロチロと赤い舌を出した。アイサツのつもりらしい。

「ヤメテ!コワイ!銃ヤメテ!アイエエエ!コワイ!」スケアードパイソンと名乗ったニンジャは首を激しく横に振りながら、デタラメな方向に向かって右腕のマサカリを振り回している。彼はとても臆病なのだ。(なんだこいつは!?ニンジャの格好をした狂人か!?)アナキストは銃を構えたままいぶかしむ。左腕のヘビが、スリケンをくわえたまま体をしならせたことにも気づかずに・・・!

ワザマエ判定:1,2,2,5,2 【成功】

「シューッ!」「アバーッ!!」ブルズアイ!カシコイの放ったスリケンがアナキストの眉間に見事命中!なんたるヘビのしなやかさを利用した見事なスリケン投擲か!アナキストは即死だ!

「アイエエエ!!アイエエエ!!」スケアードパイソンは倒れたアナキストに駆け寄り、死体に向かってマサカリを何度も振り下ろす!(脳と内臓と手足を破壊しないと安心できない!)彼はとても臆病なのだ!

(こんなスリケン傷じゃニンジャになって生き返るかもしれない・・・!私みたいに・・・!)アナキストの死体を執拗に切り刻みながら、スケアードパイソンは自分がニンジャになった時のことを思い出していた。

偏屈で人嫌いの父親に育てられたスケアードパイソンは、16歳になる今年まで、ハイスクールはもちろん中学校や小学校、幼稚園にも通ったことが無かった。父親が「家族以外はみんな敵だ。家族が大事。他は敵だ」と彼に教え、社会との関わりを持たせなかったからだ。

スケアードパイソンにとっての家族は父親を除けば彼が生まれた時から一緒だったバイオパイソンのカシコイしかいなかった為、一人と一匹を除いて世界の全てが敵であると信じて生きてきた。

スケアードパイソンは生まれつき全身の毛が無かった。5歳を過ぎた頃から急激に背が伸び始め、10歳になった時には180cmを超えていた。16歳の今では255cmである。これで相応の横幅が伴えばスモトリめいた風格も出たのだが、それでいて筋肉は少なく、筋張った手足や胴体は枯れ木めいて細かった。

いかに美容整形やサイバネが一般的なネオサイタマといえど、この風体はいかにも目立つ。ごくまれに外出する時などは好奇の視線に晒され、ヤンクやパンクスに絡まれることも珍しくなかったが、そんな時はコートの下に隠れて体に巻きついていたカシコイが助けてくれた。

(父さんの言ったことは正しい。みんな私のことを攻撃してくる。家族以外はみんな敵なんだ)カシコイに巻きつかれて全身の骨を砕かれるヤンクを見るたびに彼はそう思った。

やがて父親が死んだ。スケアードパイソンは残された僅かな遺産で安アパートの一室を借り、そこでカシコイと共に暮らし始めた。生活費はすぐに底をつき、生きるために働かなければならなくなったが、社会性の欠片もないスケアードパイソンにとって他人や社会・・・家族以外と関わらざるを得ない労働は凄まじい苦痛でしかなく、行く先々で問題を起こしてはクビになるばかりだった。そもそも、彼の異様な風体と言動を見て雇おうとする会社自体が稀少であった。

(家族以外はみんな敵だ。みんな私を攻撃してくるんだ)安アパートで膝を抱えながら、スケアードパイソンは恐ろしさと寂しさに涙した。残されたただ一人の家族であるカシコイをのぞき、彼の味方は世界のどこにもいなかった。

そんなある日、隣の部屋にヤクザが引っ越してきた。生まれて初めてヤクザを見、その剣呑極まるアトモスフィアにすっかり怯えきったスケアードパイソンは、(いずれいいがかりをつけられて殴られたりカネを奪われたりするのでは)という被害妄想にとらわれてしまい、恐怖と混乱で居ても立ってもいられなくなり、ヤクザの部屋に侵入してマサカリで頭を潰して殺した。死んだヤクザは自分を攻撃できなくなったので、彼は心から安心した。

しかし安心したのも束の間、殺したヤクザが所属しているヤクザクランが報復してくる可能性を考えたスケアードパイソンは怖くなってしまい、そのままヤクザクラン事務所に向かい、そこにいたヤクザ達の頭をマサカリで潰して殺した。彼が左腕をカタナでケジメされ、銃弾を受けて倒れるまでに事務所にいたヤクザの半数が死に、残り半分も怒り狂ったカシコイの大暴れによって一人二人と死んでいった。

ヤクザ達の必死の応戦でついにカシコイが動けなくなった時、スケアードパイソンはニンジャとなって蘇った。瀕死のカシコイを見た彼は、家族を失うことへの恐怖で泣き叫び、狂乱しながらヤクザ達を殺し・・・そこにソウカイニンジャがやってきた。偶然にもこのヤクザクランはソウカイヤと敵対するもので、近いうちにソウカイニンジャによる粛清(ニュービーによる研修目的の殺戮)が行われる手筈であった。彼はその下見に来ていたのだ。

狂乱したスケアードパイソンは当然ソウカイニンジャに襲いかかったが、圧倒的なカラテ力量差を見せつけられて敗北。轢殺されたヘビめいて地面を這う彼の頭を踏みつけながら、ソニックブームと名乗るニンジャは死か組織への服従かを迫った。今すぐ服従するなら、カシコイを助けてやれるとも付け加えて。スケアードパイソンは即座に服従した。

スケアードパイソンはカシコイと共に狂気のニンジャサイエンティストであるリー先生のラボに担ぎこまれ、失った左腕の代わりにバイオパイソン、つまりカシコイを移植するバイオサイバネ手術を受けた。幸運なことにスケアードパイソンに憑依したニンジャソウルはコブラ・ニンジャクランのものであり、彼の体はヘビの生体移植に何ら拒否反応を起こさなかった。手術は成功し、瀕死だったカシコイはすっかり元気になった。

「お前みたいなクズはどうせ真っ当には生きられねぇ。わかるな、エエッ?この社会で受け入れられる種類の人間じゃあねぇんだ、お前は。だがな」手術後、ソニックブームはスケアードパイソンを睨みつけ、威圧するように言った。「ソウカイヤがお前を有効活用してやる。社会の役に立つようなニンジャにしてやろうじゃねぇか。ありがたく思えよ、エエッ?」

スケアードパイソンにはソニックブームの言っていることが理解できなかった。社会との関わりを極力絶って生きてきた彼は、「社会の役に立つ」ということがどういうことで、自分にとってそれがどんな意味を持つか、全くわからなかったのである。

「アイエ・・・わからないです・・・父さんは、家族以外はみんな敵って・・・家族が大事で、社会は家族じゃなくて敵で・・・敵のために役に立つ?ナンデ?わからない・・・アイエエ・・・」ぼそぼそと不明瞭に呟くスケアードパイソンの様子を見て、ソニックブームは即座に状況判断する。「いいこと言うオヤジじゃあねぇか、エエッ?家族が大事だ。その通りだよ」スケアードパイソンの肩をポンポンと叩く。その口調は先ほどより柔らかい。

元ヤクザであり、歴戦のニンジャ・スカウトマンであるソニックブームは、モータルとニンジャを問わずあらゆるタイプの社会不適合者を見てきた。どうあっても社会に馴染めない半端者を受け入れ、彼らの能力を有効活用させる場を与えるのがヤクザクランの役目の一つである。狂犬を鎖に繋いで飼い慣らし、社会秩序及び経済へ害を及ぼさぬよう躾けることにおいて、ソニックブームはソウカイヤ随一の能力を持っていた。

ゆえに、ソニックブームは彼らに対してどう対応すれば服従させることができるか、どういう言葉をかければ望むように誘導できるかを熟知している。恐怖と暴力でねじ伏せるべきか、優しげな言葉で忠誠を誓わせるべきかを即座に判断できる。歪んで曲がった社会のクズを、どういう風に叩いて形を整えれば、社会のシステムに組み込む部品に加工できるかを知っている。

ソニックブームはスケアードパイソンを指差し、そして親指で自らの胸を指した。「今からソウカイヤがお前の家族だ。お前はファミリーの一員だ。家族のために、家族の敵を倒すんだ。ワカルな、エエッ?」スケアードパイソンはこれで全て納得した。ソニックブームの語る言葉は、父親の教えと何ら矛盾しないからだ。

こうしてソウカイニンジャとなったスケアードパイソンは一通りの研修を終え、今日からソウカイヤ系列のヤクザクラン事務所でヨージンボとして配備されることになった。事務所はアヤセ・ジャンクションの工場地帯近くにあり、彼はそこに向かっていたのだが・・・

突如として携帯IRCに緊急ノーティスが入り、トーフ工場への急行命令が下った。スケアードパイソンは予想外の事態を受けて即座に錯乱して泣き喚いたが、カシコイが彼を引きずるようにしてトーフ工場まで連れていったのだった。

「ハァーッ!ハァーッ!・・・フゥー・・・」アナキストの死体をネギトロ状に加工し終わったところで、スケアードパイソンはようやく落ち着きを取り戻した。改めて辺りを見渡せば、エントランスは労働者の死体だらけ。ツキジもかくやという惨状であるが、彼にとっては心落ち着く光景であった。死体は攻撃をしてこないからだ。

「安心できる!」カシコイに労働者の死体をくわえさせてブンブンと振り回す。死体は動かず、何も抵抗しない。「安心!・・・アイエエエ、安心じゃない!」スケアードパイソンは突如として死体を放り投げる。まだ死体は原型を留めている!ニンジャになるかもしれないのだ!「アイエエエ!ニンジャ!ニンジャコワイ!」周りの労働者死体が全てニンジャになって自分を殺すかもしれない!

スケアードパイソンが周囲全ての労働者死体をネギトロ加工すべく走り出したその時、再びIRCに着信。画面にはソニックブームの文字。「アイエエエエ!?」家族からのIRCには出なければならぬ。だが放っておけば死体がニンジャでコワイ!(どうしたらいい!?)ナムサン・・・!彼は同時に二つ以上の事態が起こった場合、どちらを先に処理すべきかわからなくなり、頭を抱えてしゃがみ込んでしまうのだ!

「シューッ・・・」その時、カシコイがスケアードパイソンの頭にぐるぐると巻きついた。「アッ・・・ヒンヤリする・・・安心だ・・・」ヘビの低い体温で頭を冷やされて落ち着きを取り戻した彼を見ると、カシコイは携帯IRCを口にくわえて差し出した。「そうか、こっちからだな!」迷いが消えたスケアードパイソンはIRCを受け取る。

「ドーモ、ソニックブームです。ちゃんと工場には辿り着いたか、エエッ?」「ドーモ、スケアードパイソンです!今、トーフ工場の前です!死体が沢山!」「よォし、それじゃあ今から・・・」

工場内を探索してラオモト=サンの坊ちゃんを見つけて保護しろ、と続けようとしたソニックブームはしばし考える。通話相手がそこまで複雑な命令を理解できるとは思えなかったからだ。もっと単純でわかりやすい命令を下さなくていけない。

「・・・工場の中に入って、家族じゃなくてコワイヤツを殺せ」「家族じゃなくてコワイ・・・」「そうだ、お前を殴ったり撃ったりするヤツだ。ソイツらは家族の敵だ。家族が大事だ。敵は殺せ」ソニックブームは家族という言葉を強調する。この狂ったニンジャを操縦するためには、家族という概念をうまく使う必要がある。こう言っておけばアナキストだけを攻撃する・・・はずだ。

「家族が大事・・・コワイのは敵・・・殺す・・・」スケアードパイソンはブツブツと呟く。父親の教え通りだ。これなら理解できる。「わかりました!」

「よし、じゃあモタモタすんな。家族のために役に立ってこい」「ヨロコンデー!」スケアードパイソンは駆け出そうとして・・・周囲の死体に気づく!「アイエエエ!死体がニンジャになるかもしれない!コワイ!」泣き叫びながらマサカリを構えようとする!

「落ち着けッコラー!」ソニックブームは通話先の状況と狂人ニンジャの思考を即座に状況判断し、落ち着かせるために言う!「いいか!死体は他のニンジャが何とかする!お前は今すぐ工場に入って敵を殺せ!」「他のニンジャ」「そうだ!ソウカイニンジャだ!お前の家族だ!家族に任せろ!わかるな、エエッ!?」

「家族・・・!安心できる!」彼の新たな家族である強く頼もしいソウカイニンジャたちの勇姿を思い浮かべたスケアードパイソンは完全に安心し、今度こそ迷いなく工場へ走って行った。「家族が大事だ!家族を守るぞ!敵を殺してコワイを消すんだ!」

「フゥーッ・・・ったく、手間のかかるクズだぜ・・・」通話を終えたソニックブームは大きく息を吐く。ドッと疲れが押し寄せてきたが、一休みしているヒマは無い。ダイダロスの送ってきたソウカイニンジャの現在地データを調べ、近い順から現場に向かうよう指示を出す。無論、そのニンジャ達にはチバ救出を命じる。

ヨロシサンから提供されたトーフ工場のデータには、警備用に数台のモーターヤブが配備されているとあった。暴徒どころかニンジャであってもサンシタならば簡単に爆発四散させるほど強力なシロモノがあって、なおアナキストの暴動は止まっていない。これが意味するのは・・・

(無力化されたか・・・最悪、ハッキングでもされてアナキストのガキどもがオモチャにしやがったか?)そうであれば事態はより悪い。現在チバを護衛しているのはニンジャではなくクローンヤクザだけだ。アナキスト程度ならともかく、ヤブが相手ではクローンヤクザは肉盾にしかならない。可能な限り多くのニンジャを動員し、一刻もはやくチバの安全を確保しなければならない。

工場周囲数キロにいたソウカイニンジャ全てに連絡し終えたソニックブームはソファに体を投げ出し、タバコに火を付ける。すでにシックスゲイツ及びダークニンジャにも通達は行っている。手は尽くした。あとはチバの幸運を祈るのみ。

(あの臆病者のクズは・・・トラップにでもかかってオタッシャするかな)ソニックブームのニューロンにスケアードパイソンの不気味な姿が浮かぶ。ヤブが配備されるほどのトーフ工場に対侵入者用のトラップが用意されていないとは考えられぬ。ヨロシサン系列ならばそれはもう悪趣味極まるえげつないトラップが多数用意されているに違いない。あの愚鈍な臆病者がひっかかる可能性は非常に高いが・・・

凶悪トラップにかかって爆発四散するスケアードパイソンを想像し、(まぁ、面倒は減るな)と一人頷く。あの扱いに困る狂人がトラップにかかることで他の有望で使いやすいサンシタが生き延びることができるなら、それもいいだろう。むしろそれがいい。

「まぁせいぜい役に立って死んでくれや。家族のためにな。エエッ?」

【スケアード・ニンジャ・アンド・クレバー・パイソン】 1 終わり。2へ続く

◆忍◆
【スケアードパイソン】
枯れ木めいて細い異常長身を持つとても臆病なニンジャ。身の危険を感じると号泣しながら手にしたマサカリで相手を殺そうとする癖がある。本人のカラテは弱いが、左腕に移植されたバイオパイソンのカシコイが繰り出すコブラ・カラテとカナシバリ・ジツは強力。
◆殺◆
◆スケアードパイソン

カラテ       4    体力        4
ニューロン     4    精神力       4
ワザマエ      5    脚力        3
ジツ        3    万札        0
DKK       0    名声        0

◇装備や特記事項
◆ジツ:カナシバリ・ジツ
◆戦闘用バイオサイバネ
◆カタナ

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