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日本のビジネス書は、海外でもたくさん読まれてた!


こんにちは!
三笠書房の3年生編集者です!


今日は唐突ですが、


「日本のビジネス書は、
 海外でもこんなに読まれている!」



ということについて、皆さんにお伝えできればと思います🙌


というのも、実は僕は、編集業務のかたわら、“版権輸出”のお仕事もやっているんですね😳


“版権輸出”というのは、簡単にご説明すると、自社の本を海外の出版社さんに売り込んでいくお仕事のこと。


海外出版社のバイヤーさんたちに、


「ウチには、こんな面白い本がありますよ! 
 ぜひ翻訳しませんか!?」



とアピールしていくお仕事なのです!


実はこれが、海外のいろいろな出版文化に触れるきっかけになるので、面白い&勉強になるんですね😳笑


そんなわけで、今日は編集者ではなく、“版権輸出担当者”として、出版業界の「世界最先端ニュース」をお届けします!笑

◆日本の“ビジネス書”、こんなに人気あります!


ところで、「日本のビジネス書」って、海外でどのくらい読まれているのでしょうか……。


“文学”だったら、想像しやすいですよね!


たとえば、村上春樹さんの作品は、海外でも人気モリモリで、いろんな言語に翻訳されています!


じゃあ、日本の“ビジネス書”ってどうなんでしょうか??


実は、日本のビジネス書も海外で広く読まれているんです✨


たとえば、(ウチの会社の例で恐縮ですが笑)ロングセラーの『心配事の9割は起こらない』(枡野俊明先生)。


これまでに10か国以上で翻訳されて、親しまれているんですね!


ほかにも、海外で翻訳されている日本のビジネス書はたくさんあります。


なかには、日本ではあまり売れなかったけど、海外で高い評価を受けている本も……笑

◆翻訳されると、おもしろい事件が……


さて、海外での出版が決まると、中身やタイトルなどが、どんどんと外国語に翻訳されていくんですね。


そこで面白いのは、翻訳されると「タイトルがちょっと変わる」ことです😳笑


たとえば、大大ベストセラーとなった、ダイヤモンド社さんの『限りある時間の使い方』。


実は、オリジナル版のタイトルは『Four Thousand Weeks』です😳笑 


これは「感性の違い」によるものなんでしょうか……『4000週間』だったら、皆さんどうですか?笑

◆表紙はさらに“ガラッ”と変わる


さらに面白いことに、海外で翻訳されると、オリジナル版からカバーもガラッと変わります😳笑


たとえば、先ほどご紹介した『心配事の9割は起こらない』──翻訳前と翻訳後で、カバーの変化を検証してみましょう笑


まず、これがオリジナル版です!

「禅の心」を説く一冊。シンプルなデザインがカッコいい😎


では、これがスウェーデン語版だとどうなるでしょうか──。

急に「ジャパン感」が溢れた!笑


じゃーん!こんな感じです。
いかにも「ジャパン!」って感じになりました笑


テーマが「禅」のためか、日本感がかなり強めになっています。


そして、なんとセルビア語にも翻訳されています。その表紙はこんな感じ!

左です! 右は、同じく枡野先生の『禅、シンプル生活のすすめ』のセルビア語版。オリジナル版はいったい……。


こちらも同じ趣向のようです。海外での日本のイメージがよくわかりますね笑


皆さんだったら、どのカバーが一番そそられましたか??笑

◆あとがき


さて、いかがだったでしょうか。


皆さんに、ビジネス書を「一層面白い!」と思ってもらえればうれしいです☺️


また面白いニュースがあれば、ご紹介していきますね!

(編集部 中西航大)

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