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低価格や高品質よりも「人の心を動かす」もの

みなさん、こんにちは!
三笠書房の2年生編集者です!

いきなりですが、先月6月22日は「父の日」でしたね! 皆さんは何かプレゼントを贈りましたか? あるいは「もらう側」かもしれませんね!

僕はまだまだ「贈る側」です!
というわけで、素敵な贈り物を見つくろいに、町の百貨店に行ってきました!

■ なぜか引き込まれた「セールスパーソンの言葉」

父の日のプレゼントの定番といえば、お酒ですよね。というわけで、何かちょっぴり上質なワインを贈れたらなと、ワインコーナーにやって来ました。

ところで、次のように、2人の販売員さんが、それぞれワインを紹介していたら、どちらのワインにより興味を引かれそうですか??

Aさん「ただいま、ビンテージワインが大変お買い得です! このワインは、3品種のブドウから作られています。カベルネソーヴィニヨンが60パーセント、シラーとメルローがそれぞれ20パーセントずつで構成されていて、確かな渋みの中にフルーティーな味わいもありますよ!」

Bさん「このワインは、父の跡を継いで醸造家となった娘が、愛する父のために作ったワインです。彼女は、フランスでブドウ農家を営んでいた父がついに果たせなかった『カリフォルニアでのワイン作り』の夢を、父に代わって果たしました。そして彼女は、このワインに父の名前をつけたんです──」

なんだかBさんの話に、興味をより引かれそうではありませんか?? それはひょっとすると、Bさんがワインの「物語」(ストーリー)を語ったからかもしれません。

■ そこに「物語」があると心が動く!

Aさんが語ったのは、ワインの「品質」や「値段」についてでした。一方で、Bさんが語ったのは「ワインの物語」です。

たとえば、その説明のあとでBさんに、

「今日は父の日ですね。このワインをお父様にプレゼントされてはいかがでしょうか」

と言われたら、その一本のワインがどこか特別なものに見えてきそうですよね!

どんな商品にも、そこに至るまでの「物語」があります。物や情報があふれて、単に「高品質」「低価格」なだけでは以前ほど売れなくなった現代においては、「物語」が人の心を動かす大きなカギとなっているんですね!

■ あとがき

いきなり「物語」の話なんて始めて何事だと思われたかもしれませんよね。実は僕は、販売員AさんにもBさんにもお会いしてません(百貨店にワインを買いに出かけたのはホントですよ!笑)

先日、三笠書房から『仕事ができる人は、3分話せばわかる』(浅川智仁)という本が出たので、そのお知らせでした!笑

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「場の雰囲気をガラリと変えるひとこと」「相手のニーズを正しく把握する質問トーク」など、ここでは紹介しきれなかった興味深い内容がまだまだたくさんあります。

関心をお持ちいただけたら、ぜひお近くの本屋さんで手に取ってみてください!

ところで、「父の日」といっても、もう2週間以上も前のことですよね。 「1週間に1本」を目指して、日頃からnoteの話題になりそうなことを書きためているのですが……。振り返ってみると、「1か月に1本」になってしまっていました!笑 

「note」や「インスタ」で毎日発信している人、ホントにリスペクトです! コツがあればぜひ教えてもらえませんか、汗

(編集本部 中西航大)

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