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人材集客戦略とmyスタイルの狭間で思うこと

皆さん、こんにちは(^^)
キャリアコンサルタントのミカサンです。

私は現在、職業人材紹介業という職業をしていて、総勢100名以上の求職者さんとキャリアカウンセリングを実施させていただいております。
今回は、同業者さんや人材関連のお仕事をされていらっしゃる方へ向けて、この貴重な経験から感じた思いと私の仕事スタイル、思考についてお伝えしていきます。

マイルールと業界ルールの狭間


はじめに私のアイデンティティとして、私はこの人材業界では仕事ができる方ではないと自覚しています。
なぜなら、私がこの業界で紹介業を上手く運営し、報酬を上げていくために必要とされるある『戦略』に懐疑的だからです。
ただ、それはネガティブな感情ではなくて、それはそれとして理解しつつ、日々「my戦略」を模索しているとご理解いただければと思います。

求人集客における戦略


さてその"戦略"とは、何でしょうか。

『応募者引き寄せ大作戦』と名付けました。

かなりチープなネーミングセンスですが。。
簡単に言いますと、求職者さんにとってなるべくハードルの低い広告を
打ち、応募条件によるターゲット層を広げてより多くの応募者を募る戦略になります。

この戦略は確かに応募者が増える傾向にあります。
そして、その方々が内定承諾まで進めば今より報酬が増えると
期待できます。

ただし!!これにはかなりのリスクがある事も事実です。
気を付けなければならない落とし穴もあるのです。


リスクヘッジの心得とは


リスクについて解説していきます。
実は現在、求人票作成は基本的に自分で作成していますが、
広告担当の方にもお任せしています。

広告担当の方々は、とても魅力的な広告を作るスペシャリスト。
求職者側がデータベースで検索する場合、

思わず『ここなら応募できるかも‼』
という心理をくすぐるのが

とにかく上手い!!

なるべくハードルを下げて応募者を増やす戦法を念頭に、
日によっては1広告に3名〜4名も応募される事もありますし、
多種データベースから応募がある場合は、一日中応募鳴りっぱなし
なんてこともあります。
ほんとすごい!!

しかし、ここで楽観してはいけません!!
大切なのは『期待を逸らすこと』で期待感をリセットします。
それが最も大切なリスクヘッジの心得となるのです。




リスクヘッジとして、
第一条『求職者さんとすぐ連絡がつくとは思わない』と心得る

まず、求職者さんへのアプローチ手段として、電話、メールなどを駆使し、
連絡を繋ぐ事に尽力していきます。
例えば、5名応募があったとしてもそのうち連絡がつくのは、
平均2名ほどになります。
ただ求職者側にも様々な理由があるので、やむを得ない事情も
もちろんあります(*^^*)

一方、繋がった2名の方とヒヤリングの日程調整ができたとします。

ここで、再度リスクヘッジとして
第二条『面接時間になってもオンライン面談に現れると思うな!』と心得る

不思議な話かもしれませんが、約束した求職者さんの半数は
当日、面談キャンセルになります。

しかしここで慌ててはいけません。

理由は様々。
・忘れていた
・急な病気/ケガで参加できず
・気が変わった
・他社内定
・転職したくない
・怖くなった
・UFOと遭遇!?

などなど。
実際に理由が聞けないのが残念ですが、

『何か一言連絡よこせ~』

私たちも人間。
一言、辞退する旨の連絡だけはいただきたい。
これ本音です。

まとめ


結論として、私が『応募者引き寄せ大作戦』へ共感できず、
一貫してターゲット層へピンポイント求人を打っているのには
理由が2つあります。

1つ目として、
『本気さ』
を持ち合わせている方を引き寄せられるのにはちゃんと理由があって
『求人を作成する人のアイデンティティに影響される』
ことを知っているからこそ、誰でも受け入れるのには
違和感を感じるのです。

2つ目として、
『工数がかかりすぎる』
面談するのには準備がかかります。応募書類を読み込み、
本命企業が難しいならあらかじめ別の企業を2~3か所探します。
応募人数が増えることはありがたいのですが、
キャンセルが続いてくると精神的にしんどいこともあります。

応募人数の多さではなく、例えお一人の応募だとしても

企業で働きたい!
収入を得たい!
スキルを活かしたい!
夢がある
という方に応募していただきたい。

まずは面談へ参加していただきたいです。
転職という人生における転機を本気で向き合う覚悟がある方なら
心を込めて尽力させていただくことが、
この仕事のおもしろさだと思うのです。

だからこのリスクヘッジが常態化している現状の中、
異端児、言い換えて、「異端おかん」が自分視点から
色々と語らせていただきます。

どうしたら『本気さ』を持ち合わせた求職者さんが
引き寄せられるか。

こちらは、また次の機会でお伝えしていきますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

もし、共感していただけましたら「スキ!」を押してみてくださいませ(*^^*)
モチベーション上がってまいりますので(*^^*)

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