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1年目秋学期の課題と評価 その1(TW)

12月10日、11月に提出したTWの添削と評価が返ってきた。これで秋のTWは終わり。1年目の秋学期に受講したTWは3科目。

◉書籍イラスト(イラストレーション基礎2)

ラノベイラストについての業界知識と作画についての講義。講師はrefeia先生。学びが満載だった!ラノベイラストの仕事はそれを収入源にするというより、実績作りとしてのセルフプロモーションと捉えるものだそうだが、“速い絵“、作画コストを意識したキャラデザ、高速な作画技術等、現実に必要・知っておくべきたくさんの内容を吸収できた。

課題は、3つの仕様書(ファンタジー、学園もの、異能で魔物退治)の中から一つを選び、カバーイラストとモノクロ挿絵イラスト制作すること。

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迷わず、“異能で魔物退治“を選んだ。内容的に漫画に近い絵作りだったので、比較的スムーズに進められた。カバーイラストは帯の位置だけでなくタイトルスペースも意識した。

丁寧でわかりやすい作画を心がけ、自分ではよく描けたと思っていたけれど、評価はB。魅力的な作品にはなっているがもう一工夫必要。色彩やデッサン、パースに見直しが必要、などのコメントをいただいた。

◉世界観・コンセプトアート(イラストレーション演習II−1)

実は、私がイラストコースで最も楽しみにしていた科目がフィルムスタディと、このコンセプトアート。NaBaBa先生の講義は期待を裏切らず、す〜〜〜っごく面白かった! 感性、知性がビンビン刺激された!

講義は最高だったけど、さて課題…となると、どうしたらいいかわからない💦 講義動画でメイキングもあったが、とても真似できるレベルではない。しかし、この授業に備えて、101でR.E.C先生のコンセプトアートも受講したので、できないとは言っていられない。

課題は、イメージボートと設定画と参考資料作り。

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↑イメージボード

↓設定画

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最初は、以前漫画の課題で考えた、魔女とロボットと人間が共存するファンタジー世界にするつもりだったが、たまたまテレビで観たグランカナリア島にピンときて、そこをモデルに、ドラゴンがいた古代文明に変更した。自分の萌え要素のドラゴンを入れたことで、やる気がアップした。

R.E.C先生の授業で学んだ考え方や技法もフル活用し、難しい背景も何とか描きあげた。1つ山を乗り越えたような手応えがあり、これも自分ではよくやった!と思っていた。評価も気になるが、頑張ったので絶対ちゃんと講評や添削をしてほしい!と思った。

幸い添削は良い方にあたり、すごく丁寧にたくさんコメントしていただけた。評価はなんとA!もう、めちゃめちゃ嬉しかった!!これまでイラスト科目の高成績といえば、解剖学の模写課題が疑義照会を経てSだったのと、クリスタのトレース課題のAだけだったので、自分で描く絵では初めてのAになった!

年齢を考えると現実的に、ゲーム業界に入ってコンセプトアートを制作する未来などはないのだが、コンセプトアートには妙に心惹かれるものがあり、趣味の範囲にはなってしまうが、この先も時折描くことにチャレンジしていきたいと思っている。

◉造形基礎演習1(静物デッサン。学部共通専門教育科目)

この科目は必修ではない。仲間の課題デッサンをTwitterのTLで見て、自分もやって見たくなった。たまにはこういうアナログ絵など、美大っぽいこともやってみたい。

鉛筆と練り消しでデッサンなんて、最後にやったのは遠〜〜い昔。楽しいけれど、結構難しい。無心になって集中できるのは気持ちが良い。

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いや、ほんと、美術学生の気分満点。またしても、よく描けた!と思ってしまったが、評価はBだった。添削は評判通り、用紙いっぱいに丁寧にたくさん書かれていて感動した。数十年ぶりに突然始めてろくに練習もせず挑んだのだから、評価は仕方がない。でもやってみて本当によかった。普段のデジタル作画とは、全く違う。硬さの違う鉛筆のみで、細かいところまで徹底的に観察して描くという体験は新鮮だった。次の冬学期では造形基礎演習の2を受講予定。コラージュを制作した後デッサンする。また、次年度は一度くらいスクーリングでデッサンの授業をとってみようかと考えている。必修科目以外を、あれもこれもとりすぎると大変ではあるが、滅多にできない学びと技術習得の機会が与えられていることを最大限に活かし、通信芸大体験を実り多いものにしたい。

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