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人をスキャンする際の直方体

個人的に人と話したりして面白い考えを聞いたりするのが好きなのですが、なんとなく自分の中で面白いと思う軸があると思ったので紹介します。

それがこの直方体なのですが、軸を一つずつ説明してみます。
また比較として本やネットとの出会いも書いてみます。

経験

その人の経験やその時にどう思ったかを聞くのは楽しいものです。
特にその人ならではの考え方や経験を聞くことができると世の中のどこにも出回っていない何かと出会ったような感覚になります。
しかし人間の経験は飽くまでも数十年が限界なので、本やネットで調べる方が数千年前から現在までの経験に触れることができます。

ここで個人的に重視するのが「どういう考え」を持つことでその人が進んできたかや、「どういう癖や習慣」がその人たらしめたかを知るのが人と接する上で面白い点かと思います。

例えば自信がありそうでも「なんとなく」「多分」「わかんないんですけど」のような言葉をよく使う習慣がある人であれば実は「前提として今から言うことは正しいとは限らないですよ」と言うニュアンスを込める小心者なんだろうと読み解けますし、それが言葉遣いなのか行動なのか実際に会って話してみるとわかることがあります。

幅広さ

より多くのものと接してきた人は引き出しが多くて面白い印象があります。
経験は時間と関係がありましたが、幅広さは思考や行動の活動範囲なので例えばコーヒーを語るにしても100種類のコーヒーを飲んでる人が選ぶコーヒーなどは知りたくなることでしょう。
しかしその人が実際に触れるものよりも本やネットで調べれば幅広さで言うと1000種類も1万種類も見つかるかもしれません。

そうした時に話を聞いて面白いのが、その人の価値判断に対して幅広い中で何が印象に残っているかです。

例えばたくさん映画を見てきた中で黒澤明の作品が好きだと言う人であれば「生きると死ぬ」に関わるテーマに価値を感じているのかもしれませんし、ラブストーリーや人間との関係性に価値を感じる人もいるでしょう。
幅広い選択肢の中で決定を下すにはその人なりの価値基準が大切ですからね。

圧力

圧力というのはその人の持つ情熱や魂を込めたものと言い換えられます。
正直、経験や幅広さだけならネットや本である程度は手に入りますが圧力を感じ取るにはやはりその人と話してみたりするのが早いかもしれません。
本は比較的作者が思いを込めて書いていますが、ネットのコンテンツではどうしても受ける側の圧力も下がってしまいます。
(もちろん作品に込めた圧力をネットで何度も見たりスローで再生したりして感じ取れる人もいますが。)

この圧力というのはどうしても現場に行って人と話すことで感じ取れることが多いため、どこかで聞いたような(経験×幅広さ)の話は平面的で薄っぺらいものになってしまうと考えています。
また自分自身に圧力を加えるためにも何かをひたすら続けるだったり、覚悟のようなものが必要だったりします。

まとめ

…ということを変な人間が書いてるのでこれを真に受けるのはあまり良くないです。
この記事自体は経験も幅広さも圧力もない小さな直方体なので、適当な考えだと思って結構です。

もう一点、自分だけの経験や広さでものを喋る人もまた直方体が小さいので、本を読んで歴史を語れるようになったり映画を見て幅広さを身につけるなり好きな物に取り組んで圧力を増やすのがいいのかなと個人的に考えています。

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