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日本医学会総会2023東京博覧会 レポ! 医療の未来にワクワクしっぱなし。
東京国際フォーラムにやってきた!
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日本医学会総会って、なんかものものしい響き。都内で開催された第31回日本医学会総会開会式には岸田総理が出席されたそうです!
「そうか、これが医学総会なのか!?」と私は膝を打ちました。私の亡き父・泌尿器科医の熊本悦明が、1979年の医学総会で「男に男性更年期がある」と発表して、「生理のない男にあるわけがない。君、おかしなこと言っていると干されるよ」とキワモノ扱いされたという話を、琵琶法師のように何度もしていたからです。私は入場無料の博覧会を覗きに行ってきました。
デジタルなくして、ヘルスケアは語れない時代
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デジタルデバイスでのヘルスケアアプリがいっぱい。ビッグデータ(数値や画像)を分析し、AI活用でさまざまな疾患の発生機序や進行パターンを学習し、診断・治療がスピーディになっていく世界観。病気になる前に、というか、生まれた時の自分の遺伝子で病気になる可能性を知り、対応していくこともできるゲノムワールド。ほんとまさにSF映画のようだ! けれど、私は昭和の人間なので、知らなくていいことまで、わざわざ知りたくはないかな~と思ってしまうw それでも、いろいろなブースを回っていると、日々の健康管理にはウェアラブル端末は持ったほうがいいかもと思い始めました。
まるでムカデ! 超ヤバそうなやつ!
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こっこれは!? エイリアンかプレデターなのか? 手術のロボットはインパクトあり。
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オリンパスさんの内視鏡の細胞採取の疑似体験させていただきました。これは慣れないと、めっちゃムズイ。内視鏡と一緒に処置具を入れます。その先っちょがすごい小さいマジックハンドみたいになっていて、それで細胞をつかんでとるんです。なんちゅーか、ミクロなUFOキャッチャーという感じで、器用じゃないとむりーって思いました。ドクターってほんとに医療知識もあって、手先が器用なんだと改めてリスペクトの思いが沸き上がりました。
高齢化社会のマストアイテム、発見!
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一瞬、車椅子に見えたのですがこれは「WHILL」という自動運転技術を駆使した新しい移動ソリューション。既に空港や病院に導入されはじめて、乗車したら行先画面をタッチするだけで、そのまま自動で連れて行ってくれる。それで乗車者が下りたら「WHILL」は自分で元の場所に戻るという。ルンバみたいな子です。たとえば今ままで車椅子を利用していた方なら、乗る側もサポートする側の負担も一気に解消される! 私が最近強く感じている首都圏の主要駅の不便さ。再開発で駅が拡大し、たとえタクシーで駅までつけても、タクシーを降りてから駅のホームに辿り着くまでがどんどん遠くなっています。なんのためのタクシーと言う敗北感。特に、東京駅や品川駅は新幹線にのるのがめっちゃ大変。高齢で歩行困難だった父との移動は、ほんとうに苦労しました……。
「WHILLに乗ってみたい!」とさっそく乗車したところ、ガーン。植込み型除細動器が入ってる私はNGだったのです。「医療機器が入っている高齢者でも使用できるようにしてください」とお願いしてきました。
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アイボがかわいくかしこくなっていた!
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かわいいワンちゃんの鳴き声に吸い寄せられた先には、愛らしい「aibo」。私の知ってるaiboとは全然違う! もう5年前にこの形になったそうです。このaiboを使って、慢性的な病気で長期入院が必要なおこさんのストレス解消ができるか調査では、aiboとのふれあいで6割以上の子供のストレスが緩和されたという結果に。AI搭載なのでどんどんなついてくるのもカワイイ。離れて暮らす高齢の両親の見守りに活用しているユーザーも増えています。鼻の部分にカメラがついているので、いつで両親の様子を自分のスマホでみることができるし、1日に数枚写真を送るという設定もできます。しかも、セコムと連携してお家の安全をまもってくれるサービスも。なんと賢い! 一人暮らしで倒れてもaiboがセコムに連絡してくれるようになればもっといいかも。これは家のニャンズにはできないすご技です。
自分の細胞で心臓を治す?
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私は一番注目したのは「TERUMO」ブース。自分も心疾患を持っていますが、今や心不全パンデミックと言われるほど、心不全を含む心疾患にかかる患者さんは増加し続けています。この新しい治療法は、自分の足の筋肉からとった細胞を増やして、シート状にしたものを心臓に数枚張り付けるんですって! 顔にパックシートをはるようにはいかないだろうし、いったいどんな手術なんだ??と想像しつつ。これが簡単にできるようになれば、高齢化社会で100年は使わなきゃいけない、たった一個の心臓の元気を取り戻せるかも。医療の進化に期待が高まりました。
おこさんたちも楽しんでいました
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日本医学総会2023 東京 博覧会 どなたでも入場無料。23日(日)まで。楽しめます~。
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