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【詩集7&8】フローティング・ジョイ/コスミックオーガズム

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詩集「コズミック・オーガズム」は霊的ワンネスを官能的な詩で表した詩です。 【詩集7】は歓喜という存在である命の流れを綴った詩集です。
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記事一覧

夢も、死んでも、眠っても、いく時も、行きつく先は華厳 | フローティングジョイ

そして宇宙へと一直線の道が出来上がった時 あなたがやってきた 巨大に膨れ上かる光を私の中…

3

情念と愛とファンファーレ|フローティングジョイ

情念はまるで善人の微笑みを浮かべて 甘い香りとともにやってくる 全ての風が自分に向かって…

4

ホバリング|Being in and out

大空で自由に羽ばたく鳥は 強い向かい風の中では ホバリングしながら 大切なエッセンスを集め…

4

目覚ましはアヴェ・マリア|nothing but nothing

私は寂しかったのだ あなたが去ってしまって 私は軽蔑したのだ 涙を流すかわりに かくして世…

6

魂を運ぶ者は幸いである|Delivering a New Dawn

苦しみは罰ではなく 孤独は裁きでもない 生まれつつある今日の子供は 負ぶって河を渡るには …

3

こんな愛の境地|nothing but nothing

愛して 愛して 愛して 最後の執念を 束ねきったら その先は 愛する必要も 嫉妬する必要…

7

神も仏もあるもの、か|nothing but nothing

愛を突破した エクスタシーの境地は なんの美しさも優美さもない ただの自然 私はセミがとまったカサカサの幹 あなたは樹皮にしがみつく息絶えそうなセミ その巨大な大自然の前に 飲まれるしかない 被創造物 ああ、その喜びも恍惚も 大自然に飲み込まれ 意味が消える 神も仏も ただの自然の前には 記号でしかない 完全に負け切った後に すがすがしく戻ってくる人間性は 愛さえも余計なものに思える 呆けた眼差しと 拡大しきった気体 (photo: ©

アルマジロな戯れ|フローティングジョイ

聖性の訪れ あるところまでは アルマジロの危険な戯れ 灯を前にした蛾の狂気 立ったまま眠…

nothing, but nothing 虚空と言えば空虚|Nothing, but Nothing

「それっ!」 と、あなたは、私の両手を あの天空へと放り投げる 私はそのまま天を超え そ…

いっそ人類の常識を書き換えよう|フローティングジョイ

0 0 4 3/8 58 86 130 信じられない 奇跡は どんどん積み重なっていく 知…

そして、すべての中に|フローティングジョイ

全ての中に 神がいるように 全てのなかに あなたがいる 花の中に 風の中に 微笑みの中に…

身の破滅|フローティングジョイ

「これ以上愛すると身の破滅」 どうして?ってい聞くと 。。。。。 ああ、なんて身勝手 ば…

エクスタシーの力|フローティングジョイ

そう、体は全て記憶しているのだ 生命の起源から 今までの全てを エクスタシーの中にあると…

古代生命の記憶・いのちの起源へ|フローティングジョイ

最期の快楽の中で あなたの体を抱きしめる時 あなたを握りつぶして 私の中に取り込みたいと思う さらに奥へと絞り込もうと 暴力的な筋力で さらに引き寄せる努力 これほどの力がでるものなのかと あなたの背骨をバキバキと 折ってしまいそうな一瞬の恐れが さらに快楽を高めて 野獣がよみがえる 精神が解放されてしまえば 大海を滑る魚のように 制限するものは 何一つ残っていない 握りつぶそうが絞め殺そうが 脊椎をなくした生物の延長線 膳も悪も姿を消して エクスタシーにむかう