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葬儀スナップ、について考える。

先日、カメラマン仲間との会話の中で、色々営業の電話かかってくるよねーて話になった。
で、福利厚生の営業とか、まずホームページ作りませんかの営業とか、かかってくるんだけど、その中に、葬儀屋さんからの営業で、葬儀スナップ撮ってくれませんか?というのがあったと。

※葬儀スナップとは、ご葬儀の様子を撮影するお仕事。

わーないわー!なんて勢いで言葉を発してたんだけど、考えさせられるなーと思って、ちょっと残しておこうと思う。

営業がかかってきた友人は、葬儀スナップは突然で、365日待機していないといけないから断ったらしいのだけれど、私はまず、悲しい仕事はしたくないから断ると言った。

私にとって、カメラマンの仕事は楽しい仕事で、悲しい仕事は私がやらなくてもいいと思っているから。

でも葬儀屋さんからしたら、その断り文句はあるあるのようだった。だからこそ、友人は『悲しいからやらない』とは言わなかったので『対応が良くてうれしかったです』と言ってもらったらしい。

そして、その友人は、『でも悲しいことは絶対起こることやからね!みんな絶対産まれたら死ぬから!なら最後は良かったで締めくくってもらいたい。』と会話の中で言った。

そ、そうやけど。そんなん分かってるけど、と思いながら、でもやっぱり私は葬儀スナップはやりたくないなーと思っていた。

写真の仕事って、報道の仕事があったり、戦争の仕事があったり、今起こってることを届けるお仕事でもあるから、もちろん楽しい仕事ばかりじゃないことは分かっている。

葬儀の様子を残しておこうって、思う人がいるのも分かっている。

けど、私がやらなくても良くない?でも、なんで嫌なんかな?と思って、色々考えた。(なんかこう、自分の考えが浅くて恥ずかしくなって、色々考えようと思ったんだと思う)

そもそも、私の育った地域では、葬儀は厳かなもので、故人を偲ぶもの。写真を撮るなんて、はしたないというか、あり得ないというような環境で育ってきた。だからなんとなく、思い込みみたいなものがあるのかな?そして私なら葬儀スナップは頼まない。

でもやっぱり、色んな人がいて、4人で話してたんだけど、私は頼むなーって言う人もいて、楽しいことをする故人なら、その人を尊重して楽しいお式にしようってなるって話も聞いて、そうかー、って思った。

価値観の違いってやつかな。

でもこういうことを、ざっくばらんに話せる同業の仲間がいてありがたい^^

私もきっと、ずっと撮らせて頂いてるご家族のご葬儀とか、友人のご葬儀とかで撮ってってお願いされたらお受けするかも。でも突然、葬儀スナップ撮ってって言われたらそれはちょっとと思うかな。。。

いやーやっぱまだまとまらなくて意見が浅いけど、私は今は楽しい仕事をさせてもらおう。
今回はいい学びになった。大人になっても日々成長ですな。



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http://opworks.jp/

出張カメラマン 小川美佳
Ogawa photo worksという屋号で家族写真やポートレート撮ってます。
9歳5歳の自由気ままな女子二人の母。子供のいる空間がおもろくて好きです^^笑
インスタ→https://www.instagram.com/opw_official/?hl=ja




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