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説明書はやっぱり紙が良かった

こんばんは。
突然ですが、昔のDSやPS2くらいの時、ゲームソフトについている説明書って、読むのめっちゃ楽しくありませんでした?
最近は電子説明書になって、便利っちゃ便利なんですが当時のワクワク感は薄れたなーってなんか悲しくなります。

さて、今日は「仕事の説明書~あなたは今どんなゲームをしているのか」を読んだアウトプットをしていきます!

ちなみに私は、説明書は読まずにゲームスタートする派です

遊びとは

遊びの定義って知ってますか?
楽しけりゃだいたいそうだろって思うかもしれませんが、しっかり論文で定義づけされているんです。
ざっくり紹介すると、

①ルールがある
②他の行為から時間的・空間的・意識的に隔離されている
③自由意志で参加するか決められる
④結果が未知数

が特徴的です。

私は③がとても特徴的だと思っていて、
”遊び”って強制されると途端に楽しくなくなるんですよね。

e-sportsが顕著だと思いますが、例えばスマブラを友達とわいわい遊ぶのって楽しいですよね。
逆に、一日6時間以上練習して、年に3回以上大会で優勝すること、なんて言われたらコントローラーを持つのも嫌になりそうです。

”自由意志”ってとても大事で、ゲームで負け続けて悔しいけど、やりたいからやっているなら、どれだけでも遊べちゃうんです。
自由意志があるだけで、それが強固な動機付けになります。
仕事で自由意志が発揮できるのは、かなりスキルや経験を積んでからなイメージがありませんか?

”ルールがある”のは、仕事とゲームの共通点だと一見見えますが、微妙にニュアンスが違います。
ゲームは「~出来るルール」、仕事は「出来ないルール」に縛られます。

仕事と遊びの3つの違い

本書では、

①ゴールや到達手段が曖昧であること
②失敗が許容されないこと
③自由意志が発揮できないこと

が差分であり、これを解決することで『仕事が楽しめるようになり、結果として仕事を「生活上どうしてもそれが無ければならない」ととらえることもなくなっていく。(No.161より)』としています。

遊びは明確に勝敗への条件と到達するためのプロセスが明確です。
ということは、仕事の最終的ゴールと到達手段を明確にする必要があります。

そして、遊びは遊びが終わればおしまいです。
鬼ごっこの鬼から逃げる必要もなくなりますし、どうぶつの森でローンの返済が滞っても現実の資産を差し押さえられる心配もありません。
しかし、仕事は遊びの”クエスト”に該当する”プロジェクト”に失敗すると、立場が悪くなったり、減給にあったりと現実に超干渉してきます。
遊びでは問題なく繰り返せる失敗も、仕事では許容できません。

更に、遊び方は基本的に人によって自由です。
仕事はどうしても各方面と調整や協力して、チーム単位で動く状況が発生します。
個人の失敗がその個人のみならず上司やチームの失敗へ起因することもあるので、自分勝手は許されません。

では、これらの差をどう埋めていくか。
今回は、根本である「仕事の目的」について抜粋してご紹介します。

仕事の目的とは?

結論から言うと、仕事の目的は『課題解決』です。

課題解決って言うと仰々しくなりますが、普段無意識で行っていることです。

「てつのつるぎ」が欲しいけど、あと1000G足りない。
→「どうのつるぎ」を売ると600G手に入る!でも400G足りない
→じゃあ、まずモンスターを倒して400G分手に入れてから「どうのつるぎ」を売って「てつのつるぎ」を買おう!

こんな感じです。私はモンスターを倒しているうちに楽しくなってそのまま1000G貯めることがよくありました笑

この「だらだら戦って気付いたら1000G貯まってた」って状況、仕事だとダメですよね。「400G分の準備でいい」って指示されて、2倍以上の準備をしてたら怒られます。
しかも、今回の目的は1000G貯めることではなく、「てつのつるぎ」を買う事なので最悪です。ゴールドの他に経験値もたまりはしますが、それなら「てつのつるぎ」を早いとこ装備して同じ時間戦闘した方がよっぽど効率的です。

こう書くと、仕事と同じ気がしてきませんか?
目的は会議で問題提起を発表するための資料作りをお願いされたのに、
興が乗ってダラダラと資料を用意していたら当然怒られます。必要じゃない部分の資料まで用意して、「なんか楽しくなって…」とか論外です。

解説策を導くイシューツリー

というわけで、正しく目的を見定めましょう。
「どうのつるぎ」が600Gなら、モンスターから何Gドロップさせればいいか考えましょう。

それを図表化したのがこちら。

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解決策はダブらせると非効率。
課題と解決策は、因果関係をはっきりと。

課題を頂点に、解決策を階層構造で組み立てていきます。
問題をWHYで掘り下げるロジックツリーの、下位階層です。

問題で上がってきた、具体的解決策を求めるこのイシューツリー。
「なんか深堀りが足りない」って思った時、「もっとよく具体策を考えろ」と言われた時。
ぜひ使ってみてください。

まとめ:人生はやっぱりゲームだと思う

今回抜粋したのはほんの一部なので、興味のある人はぜひよんでみてください。

限られた資源・方法で、目的を自分で設定できると楽しい人生って、やっぱりゲームだよな~って思います。
しなければならないことを、額面通り受け止めるのではなく、分解して考えてみると楽しいこととの共通点が見えてきます。

一度見えてしまえばこっちのものなので、みなさんもゲームだけじゃなくスポーツや芸術、料理など自分の好きなものに置き換えて仕事を要素分解してみてください!
目標設定も忘れずに!

2020.04.20

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