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中学受験

先日 3児のパパさんに 中学受験に関して ご相談を受けました。

昭和30年生まれの夫と昭和36年生まれの私は、東京都生まれ。二人とも疑問もなく中学を受験しました。今から40年以上も前のことです。私に至っては、中学受験をするために 小学校を受験して通学していました。( 東京都といえども、端っこで、都心の私立小学校へ通うには通学時間1時間以内では無理だったので、付属中学の無い私立の小学校です。)

義父は、昭和3年生まれ。勉強が大好きでしたが、 戦前に10代後半でしたので、学校で満足に勉強できないまま、働き始めました。なので、子供には教育を受けさせたかったのだと思います。公立小学校に通っていた夫が言うには クラスで2〜3人しか受験しなかったと言っています。

私の父は 昭和10年生まれ、母は昭和11年生まれ。東京都下に住んでいたので、集団疎開することもなく、小学生高学年の時 終戦を迎えました。父は 家計が苦しかったので 大企業に勤めることを目標に勉強して国立大学へ進学。教育者の家に生まれた母も 国立大の短大へ進学。( 5人兄弟の父、8人兄弟の母は、どちらも他の兄弟は 誰も大学へ進学していません。進学は相当本人の意識が強くないと難しかったと思います。)

そんな私達夫婦の息子に 受験は初めから選択肢にありました。国立小学校も受けましたが、最後の抽選で落ちました。くじを引いた夫は とても残念がっていました。国立大学附属小学校も授業内容は いろいろこれからのカリキュラムを試すようなものがあり楽しそうでした。

公立小学校へ進学した長男は、私達親が どう贔屓目で見ても 中学受験に向かない性格でした。なので 中学受験は視野に入れませんでした。ですが、中学受験を意識している寺子屋式の個人塾へ入れました。高い月謝に見合った成果があったかどうか怪しいです。

次男は 中学受験に向いたタイプ(つまり 疑問を持たずに 勉強するタイプ )でした。次男は 夫や私の弟2人を見て 将来の自分の姿を合わせてみたようで、中学受験を望んだので そのようにさせました。

夫も私も中学受験をした際、それぞれの親が 最終目標を明確に持っていて、それに合わせた中学を選択していました。私達も その考え方を素直に納得していたので、中学校の選択もその方針で 一致しました。

1、本人が進学したいと思っている国立大学へ 卒業者が多数進学している中学校を受ける。( なので附属中学校は受けない。)

2、中学受験に落ちても 公立中学へ進学することが可能。なので、進学希望以外は受けない。また息子にも公立中学へ行くこともある( 否定しない )。

3、たとえ受験に失敗したとしても 勉強したことは これからの宝になる。無駄にはならない。

うちは男の子なので、こんな感じでしたが、娘がいたら また少し追加あるかもです。

夫は ものすごく意識の高い女子の多い、国立大学附属高校へ 入学しました。( 夫も私も 私立中学受験に失敗したので 公立中学校卒業です。)そこでの経験から 娘がいたら できれば このような女子にはなって欲しくないと、常々言っていました。これは 結婚した当時の 夫の気持ちです。)

私は 女は結婚した相手で 幸せ度が大きく左右される。と考える父に育てられました。ファザコンの私は 特に反発もしていませんでした。きっと夫も 良い相手に巡り合って 幸せな結婚生活をしてほしいと思っていたと思います。

今は女の子にそんなことを望んだら、叱られてしまいますね。

男の子しかいない私達は 息子の結婚については 息子を大切にしてくれて、可能であれば 孫を産んでくれると嬉しいなぁ〜程度です。欲張りかな?


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