我が家の家計にについての考え方 ~共働き夫婦の家計について~
夫がつみたてNISAを始めると宣言。今までお勧めしても放置気味だったのですが、ようやく証券口座を開くことにしたとのこと。
夫婦フルタイムでの共働きだと収入がそれなりにあるので、・・・自分の周りだけかもしれませんが、貯める・運用することに関しては無頓着になりがちな気がします。が、自分が運用を実施しているので、もし自分に何かあった場合に夫が全く知らないのでは困る、ということもあって、今年に入ってからは投資信託・つみたてNISAを強く勧めていました。
子どもの大学進学費と老後費用が心配だったので、今まで自分主体で資産構築しておりましたが、夫と自分とで分担して積み立てできるととても心強いです。
前回、子どもの金融教育について考える記事を書きましたが、その際に紹介したgaccoの講座にて、親が子供に金融についての価値観を伝える、というのがありましたので、我が家、特に私自身の価値観をまとめるという意味で、我が家の家計についての考え方をまとめることにしました。
我が家の家計についての考え方
まず我が家の家計をざっくりと。夫婦共働き(夫:私=60:40~55:45くらい、年次と育休の差)であること、都内在住というわけではないので家賃がそれほど高くないことで、割とゆるゆるな家計であることは認識しています。上の子が大学生になるまでは、何もしなくても収支がマイナスになることはないと思います。
なので、かっちり貯蓄する家計ではないです。貯蓄としては、夫婦ともに会社の財形&私の方で結婚を機に開始したNISAで積み立てている状況。夫は定期預金もしないで預金口座放置するタイプです。(会社の財形一桁間違って申請し、給与振り込みの銀行口座の残金が減っていても気づかないタイプ・・・)
支出について
夫婦別財布制で、家賃・外食・レジャー費・車関係は夫持ち(車に関しては夫の趣味扱いなのもある)、保育園・教育費(こどもちゃれんじ等)・光熱費は自分持ち。日常の食料品・日用品は折半、やや自分寄り。
お互いの家計負担はざっくり半々になるように項目を割り振っていますが、家計簿をつけるなどしているわけではないです。夫がいちいち支出を申告しないので夫の支出はざっくりとしかわからない状況、自分の支出はクレジットカード明細で管理です。
夫婦の小遣いは決めていませんが、大きいものを購入するときは事前相談、被服費や趣味の出費、嗜好品についてはお互いの信頼しての購入です。趣味の支出については、ある程度はお互い好きなものに支出することで、稼ぐモチベーションになる、という考えがあるので、お小遣い制にするなどの制限はお互いに設けていないです。支出を減らすより、収入を増やす(この先は会社での年次的にあまり増えないことが想定されるので収入を減らさない)ことに重きを置く形です。
・・・まあ、無駄遣いばっかりしてたらついつい口出ししてしまいますがね。
結果として、収入 >> 支出 であれば良いです。
家計に余裕がないと、相手のお金の使い方に対する文句で夫婦喧嘩になってしまいそうな気がしますが、余裕がある限りにおいては、最終的に「まぁ、いいか」に落ち着きます。
夫婦としてある程度支出額が大きくても良いと考える項目は、外食と、夏期・冬期休暇の帰省・旅費。お互いに食べることは好きなのと、夫婦ともに休みが合う長期休暇にまとめてレジャーを楽しむという考え。
余り支出が大きくない項目として、被服費は夫婦ともに良いものを長く使っていくタイプなので、一着当たりの購入金額は高めかと思いますが、トータルではそれほどかかっていないかも。ここ数年は、夫の影響でアウトドアブランドを使うようにしています。冬の寒さや、雨の日の不快感が軽減されるのが良いですね。子どもと遊んでも汚れが気にならないのも良いです。
その他、高額支出の可能性のある項目として、住居と車がありますが、住居については、現役世代の間に購入はしないこととしています。夫婦ともに転勤の可能性があるため(同じ会社なので、一緒に異動ということがありうる)。車については、今住んでいる地域では必須ではないですが、夫の趣味ということもあり、ローンなし&年収の半分程度を目安にすることを購入条件にしています。
支出についてまとめます。夫婦で大事だと考えることは、下記3点です。
・支出については、労働のモチベーションになるので、夫婦お互いに大きく制限するようなことはしない
・支出が多い項目については、夫婦の価値観があっていることが重要(我が家の場合は外食と長期休暇のレジャー)
・収入>>支出 をキープする(お金に余裕がないと夫婦喧嘩につながると考えているため、金銭的に余裕がある共働きをキープ)
貯蓄について
夫婦の貯蓄については、お互いに自分の手の内を完全にはさらしてないです。・・・私は話をしたいのですが、夫があまり開示したくないタイプ(集計するのが面倒なのかもしれない)。夫名義の貯蓄残高で把握できているのは、家にハガキが届く会社の財形のみ。自分の方、家計用として積み立てている口座については、以前FPさんとオンラインで資産形成の話をしていた時に夫が同じ部屋にいたので、ついでに話しました。・・・夫は興味なさそうでしたが。なお、私の独身時代のへそくり(株主優待目的の個別株投資など)は開示してないです。
より貯蓄できる家計にするためには、お互いの貯蓄額を開示にして、目標を定めて貯蓄するのが良いとはわかっていますが、夫が非開示希望していること、私の方の全額を開示すると、夫の方で気が大きくなって貯蓄意欲が薄れる恐れもあるので、家計口座として明確にしている分だけ開示しています。
子ども2人の教育費のことを考えると、夫の方にもある程度貯めといて、とは話をしていますが・・・、無頓着なタイプなのであまりあてにしていません。これから夫の方でもつみたてNISA始めるので、教育費にはならなくても、老後資金のあてにはさせてもらおうと思います。
自分は性格上、この先に予定しているイベントに対して必要な金額を貯蓄しておくタイプ、夫は割と楽観的で、なるようになるさタイプ。貯蓄については感覚合わないなぁ~と思いますが、夫も別に浪費家ではないので、お互いに離職しない限り、最終的にはどうにかできるかなとは思います。
私の方で実施している家計用投資口座としては、月々決まった額を入れる先取り貯蓄で実施。月々の残額は投資せず預金口座に残ったままとしていましたが、ある程度預金口座に現金が貯まったので、今年から積立額を上げています。(なお、投資運用の方針は、過去記事にて記載しています。)
積立額引き上げ先として、教育費として子どもそれぞれの名義でNISA口座を開き、毎月一定額積み立てです。ジュニアNISA期間が切れた後も、毎月積み立てを継続して、それぞれの名義である程度の金額を作ることを目標としています(子ども名義の口座は一人当たり教育費目標の1000万には到達しない予定で、残りは家計の投資口座から出す形となる予定です)。育休中は収入少ないので現在は銀行口座からの補填、収入から積み立てているわけではないですが、ジュニアNISA期間が終了が決まっているので、直近はNISA口座に資金を流入する形です。
子ども名義で積み立てていきたい理由としては、2023年まではジュニアNISAが使えることも理由の一つですが、一番の理由としては、子どもが自分の夢を持った時に、進路にかかわらず本人の意思で使える金額を用意しておきたいという考えです。家計とは別口座として予算化しておくことで、例えば親が希望する進学ならある程度費用が掛かっても仕方ないけれども、それ以外の進路であれば費用を出さない、という考えに陥るのを防ぐため。また、子どもそれぞれに対して予算を明確にすることで、姉妹での不公平感を減らす意図もあります(積み立て開始年齢が同じではないので、上の子には若干積立額を増やすことで対応予定)。また、子ども名義の口座にすることで、子どもへの金融教育として、大学にはこれだけかかるから、今からこつこつ積み立てているんだよ、といったことを見せられるのもメリットと考えています。(家計口座を全部見せることはできないですが、子ども自身の学費用の口座のみであれば、ある程度の年齢になったら本人に開示できるかと思います)
夫婦共働きで今から本気で貯蓄・運用を考えれば、定年退職(65歳想定)前リタイアを検討できるのでは?とも話したこともありますが・・・夫にはその意向はないようです。働けるうちは稼いでしっかり遊ぶとのこと(支出を抑えてリタイアするより、いっぱい稼いでいっぱい使いたいタイプのようです)。自分の方は資産形成結果によって、65歳前に辞めることも視野には入れたいと思いますが、子どもが大学卒業して社会人になるまではマネープラン的に退職不可、目標は夫の定年退職時に自分も一緒に退職する形です。
貯蓄の方法については、夫婦間で改善の余地はありますが、教育費用は自分(+子ども名義)の投資口座から、老後資金はお互いの退職金+自分の投資口座(教育費にあてた残り)+夫のつみたてNISAの形かと考えています。
子どもの金融教育で伝えていきたいこと
上でまとめた内容をもとに、我が家で、子供に伝えたい自分のお金の価値観については、下記4点かと考えます。
1.支出を抑えるより、まずはしっかり稼げる大人になる
→ 収入 >> 支出 が大事
2.お金の価値観が合う人と結婚した方が良い
3.早いうちから投資を始める
→ 子ども名義の証券口座で、投資の内容について教えたり、ある程度年齢がいったら少額で株を買う・子ども本人に投資信託を経験してもらう、といったことも実施したいと思います。
4.自分が幸せになれることに対してはしっかりお金を使う(大事なところとそうでないところでメリハリをつけてお金を使う)
→ ただ貯蓄するのではなく、好きなものに対して自分の裁量でお金を使うことも子供のうちに経験してもらいたいと思います。
娘たちは4歳と0歳、金融教育はまだまだこれからとなりますが、時期を見ながら、大人になって社会でうまく生きていけるように少しずつ自分の持っている知識・経験を共有していきたいなと思います。
子どもたちとの金融教育の実際の内容や結果も、まだまだ先にはなるかと思いますが、noteの記事にて書いていけたらと思います。