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帰国2日後

帰国したその日は、時差ボケと喉の痛みで眠れず意外とダメージが大きかった。行きの飛行機では感じなかったのに、帰りは機内の乾燥で喉がカラカラになってしまった。

木曜日に帰国して、翌日の金曜日は泥のように寝ていた。動いて時差ボケを治すという方法もあるんだろうけど、私はひたすら寝た。たぶん旅の疲れもあるんだと思う。体が横になることを求めているんだから、それに抗うことをやめた。

そんな中、ANAに御礼のメールを送った。行きも帰りも地上スタッフやキャビンアテンダントの方々に良くしていただいたし、今回の旅が良い思い出になったのも航空会社の皆さんのおかげでもあると思っている。その気持ちを素直にメールしたら今日土曜日になって返事が来て更に感動している。どこまで丁寧なんですか、ANA。私、一生ANAに付いていくわ。ほんとに。

出発前の地上スタッフの方々、行きと帰りの便のキャビンアテンダントの方々に必ず必ず絶対に絶対にお伝えくださいと念を押したので伝えてくれるといいな。本当に素敵な接客だったから。できるなら会って御礼を言いたいくらい。他の業務もしながら短い時間でメッセージを書く作業は大変かもしれないけど、こうして誰かの心に留まることもある。旅のお手伝いは安心・安全はもちろんだけど、思いやりも大きいよね。

そして今、私はまだぼーっとしている。もっと「日本に帰ってきて良かった〜!」と思うかと思ったらそうでもない。むしろもっとオーストリアにいたかった、またすぐにオーストリアに行きたい気持ちが大きい。それはウィーンもザルツブルクもハルシュタットもバードイシュルも治安が良く安心して過ごせたからだろう。一度も怖い思いをしなかった。嫌だなと思うこともあったけど、それ以上に親切にしてくれる人がいたし、食事は美味しいし水も安全。街と自然がちょうど良くミックスされて過ごしやすい国だったことがそう思わせている。

今のこの気持ちを忘れたくない。またオーストリアに行くという強い気持ちを持っていればまた行けるかな。10日間の休みとなるとなかなか取れない業界で働くから、国家資格を取った後に、今回みたいに転職するタイミングで旅行するか。

国内では沖縄の離島にハマったことがあって、帰ってきてまたすぐに行きたくなる現象を「八重山病」と呼んでいた。今の私は「オーストリア病」だ。都内のオーストリアのカフェに通おうかしら。ラントマンあるし。そういえば2駅先にドイツ料理の店もあったわ。とにかく忘れたくないのです。心からオーストリアに行って良かったと思う帰国2日後の気持ちなのでした。