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【オーストリア旅行】8日目 Hundertwasserhaus【ウィーン】

さすがに疲れた。2つのコンサートが終わったら気が抜けた。気が抜けたら食欲が出てきて、前半の食の細さを取り戻すかのように、どんだけ食べてるんだよというくらい食べている。

今日は何しようと考えるくらい何も考えていなかった。そうねぇ、教会とかもう見なくていいし、ぶらぶらする?ぶらぶらするって言ったって、遠出はしたくないし、ホテル付近をうろちょろするだけだよなと思いゆっくり起きることにした。

欧米の人の朝食は8時くらいが多い。9:30から朝食に向かう人もいる。その代わり夜も遅い。遅くまでカフェやレストランで過ごしている。私は朝早くて夜も早い。欧米の人の楽しんでいる様子はちょっと羨ましい。かと言って真似できないのも分かっている。自分が心地良い習慣でいいのだ。

パプリカリヨナーがお気に入り
中庭で朝食を

オーストリアの朝食にハムとチーズは欠かせない。ハムの中でも赤と緑のパプリカが入ったパプリカリヨナーが美味しくて、丸ごと買って日本に持って帰ろうと思ったら、検査証明書のないハムやソーセージの持ち込みはできないとのこと。うーん、残念。最後の朝食で食べ貯めしておこう。

フンデルトヴァッサーハウス


朝食を腹10分目まで食べたので、少し歩くことにした。3km弱歩いてフンデルトヴァッサーハウスまで行こう。時間はたっぷりある。

私は日本でも知らない道を歩くのが好きだ。目的地に向かうのに何通りかの道があると、歩いたことのない道を好んで選んだりする。日常でできる小さな冒険。ここウィーンでもその気持ちがむくむくと湧いてきて、Googleマップを見ながら周りの景色を見ながら歩いていく。この景色も残り1.5日だなぁなんて思いながら。ちゃんと目に焼き付けておこう。

ケルントナー通りと違って、進むにつれて観光客が減って住宅街の様子に変わっていくのが面白い。私、今、ウィーンの住宅街を歩いてるよ!と住人然として歩いていた。一人だと会話をしないから何人か分からない。それもまた面白い。私は何人に見えているんだろう。ドイツ語はもちろん、英語だってままならないのに、一人で歩いていればそれも分からない。私は私というだけで、何人かなんてどうでもいい気がしてきた。

建物自体がアート
トイレもモザイクアート
日本にもこんなトイレがあったら楽しいね
絵葉書になるのも分かる

私は音楽は好きだけど美術はよく分からない。ルネ・マグリットは好きだから展覧会に行ったことがあるけど、その他はまるで知らない。人によって好きな芸術は違うからね。素人感想だと「可愛い建物」、それしか浮かばなくて語彙力が無さすぎる。それでもここもウィーンの名所なので、Googleマップに☆が増えたことは嬉しいぞ。

帰り道

ウィーン国立音楽大学を見で帰ろうと思ったら、思いの外ぐるりと大回りで、どんどん地元の人しかいなくなってきている。アジア系の顔がほとんどいない。うわ、これいわゆる観光地から外れたわと内心ドキドキする。iPhone片手に歩くけど、たまたま来たから地図を見てます風に歩く。

直訳すると「音楽と舞台芸術のための大学 ウィーン」
工事中だった……

その後もずんずん知らない道を歩く。道の上にアパートメントが建っているというか、アパートメントの中に道があるというか、確か関西の方でもビルの中を電車だか高速道路が走ってる場所があるよね。

建てちゃえ!と思ったのかな

きっと何か理由があるんだろうけど、道の上に住むってどんな感じなのか興味がある。

スーパーは楽し

往復5km歩いた。良い運動だ。なんだかんだお腹も空いてくる。帰りにスーパーに寄って買い物をしよう。カールスプラッツ駅の上にSPAR(という名のスーパー)があったな。

買って帰りたい
りんごってこんなに種類あったっけ
かぼちゃやじゃがいもも持って帰りたい
ピクルスやコーンなどの瓶詰め
見たことのない野菜たち

日本では見ない食材ばかりで、空のスーツケースを持ってくれば良かったと心底思った。明治屋や紀伊國屋、ナショナル麻布マーケットで売っているような製品がずらりと並んでいて、見ているだけで楽しい。ソーセージやチーズの種類の多さにびっくりする。全部食べ尽くしたいけど、それにはこっちに住まないと。

オーストリア滞在も残り1日。