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思いを上手く伝える言葉を知っていること


語彙力がほしい!


語彙力がもっとあれば、と思うことがよくあります。

今の、この思いを上手く伝えたいのに、いい言葉が見つからない、ということがなくなるから。

また
・同じ漢字で異なる読み方があるもの
・同じ読みで異なる漢字が当てはめられるもの、もあります。

前者では、読み方を間違えたとき、相手に正しく意味を伝えられません。
後者では、言葉を耳にしたとき、さっと正しい漢字に置き換えられないと、理解に時間がかかってしまいます。

中学受験専門塾を経営する矢野耕平さんの、こんな記事を見つけました。


矢野さんは、次のように綴っています。

同じ漢熟語のくせに異なる読み方、異なる意味など存在するのはどうも解せないとする人がいるかもしれないが、相手の発することばの意味を取り違えて、コミュニケーションが不調に終わってしまう、あるいは、相手から「この人は頭がよいな」と思わせるためにも、この分野は子どもたちだけでなく、大人にも取り組んでほしいと思っている。

9/29(金) 11:30配信 Yahoo Japan ニュースより

コミュニケーションをスムーズにするために、相手の伝えたいことを正しく受け止め、自分の思いを正確に伝えることは大切ですよね。

人間いたるところ青山あり


先ほどの記事に、奥田秀朗さん著『家日和』の一編、『ここが青山』に登場する、”人間いたるところ青山あり”について、書かれています。

小説の中で、主人公が3人から声をかけられた言葉で、人によって読み方が違っていました。

正しい読み方ができることは、もちろん大切ですが、それ以上に、言葉を聞いて、理解できない方が、もったいない気がします。

奥田秀朗さんの『ここが青山』、とても素敵な短編なので、もし未読でしたら、ぜひ読んでみてください。

主人公とその妻が、二人ともとても魅力的で、温かい物語です。


ニュアンスって?


高校時代、数学の先生の口癖が「ニュアンス」でした。

数学の授業中に使われる「ニュアンス」という言葉が、妙に印象的で、意味も分かりにくく、先生のあだ名はいつしか「ニュアンス」になっていました。

おそらく、解き方(計算式)や問題へのアプローチ方法が、先生の思っていたものと違っていた時に、「ニュアンスが違う」と話されていたような気がします。

「ニュアンス」を、日本語で一言で説明せよ、と言われたら、難しいですよね。

様々な感情や、複雑な思いを、単語一言で表現できるって、素晴らしいことだと改めて思います。

異なる意味を持つ英単語


英語の授業でも、新しい単語を調べたとき、全く異なる意味を沢山持つものに出会うと、戸惑っていました。

例えば、identifyとかsubmit。
最近は「identity(アイデンティティ)」といいう言葉がよく使われるようになりましたが、当時は、意味がすとんと頭に入ってきませんでした。


学び続けていきたい

ソクラテスの「無知の知」を実感します。
ただ、知らないことが多いと、それだけ、知る喜びも味わえるはず。

日頃から、読書の習慣を持ち、語彙力を鍛えたいと思います。

たくさん知って、たくさん学んで、より豊かな人生を歩いていけたらと、心から思います。


写真は、アオサギさん(松山市道後公園にて)


#ニュースからの学び

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