思いを上手く伝える言葉を知っていること
語彙力がほしい!
語彙力がもっとあれば、と思うことがよくあります。
今の、この思いを上手く伝えたいのに、いい言葉が見つからない、ということがなくなるから。
また
・同じ漢字で異なる読み方があるもの
・同じ読みで異なる漢字が当てはめられるもの、もあります。
前者では、読み方を間違えたとき、相手に正しく意味を伝えられません。
後者では、言葉を耳にしたとき、さっと正しい漢字に置き換えられないと、理解に時間がかかってしまいます。
中学受験専門塾を経営する矢野耕平さんの、こんな記事を見つけました。
矢野さんは、次のように綴っています。
コミュニケーションをスムーズにするために、相手の伝えたいことを正しく受け止め、自分の思いを正確に伝えることは大切ですよね。
人間いたるところ青山あり
先ほどの記事に、奥田秀朗さん著『家日和』の一編、『ここが青山』に登場する、”人間いたるところ青山あり”について、書かれています。
小説の中で、主人公が3人から声をかけられた言葉で、人によって読み方が違っていました。
正しい読み方ができることは、もちろん大切ですが、それ以上に、言葉を聞いて、理解できない方が、もったいない気がします。
奥田秀朗さんの『ここが青山』、とても素敵な短編なので、もし未読でしたら、ぜひ読んでみてください。
主人公とその妻が、二人ともとても魅力的で、温かい物語です。
ニュアンスって?
高校時代、数学の先生の口癖が「ニュアンス」でした。
数学の授業中に使われる「ニュアンス」という言葉が、妙に印象的で、意味も分かりにくく、先生のあだ名はいつしか「ニュアンス」になっていました。
おそらく、解き方(計算式)や問題へのアプローチ方法が、先生の思っていたものと違っていた時に、「ニュアンスが違う」と話されていたような気がします。
「ニュアンス」を、日本語で一言で説明せよ、と言われたら、難しいですよね。
様々な感情や、複雑な思いを、単語一言で表現できるって、素晴らしいことだと改めて思います。
異なる意味を持つ英単語
英語の授業でも、新しい単語を調べたとき、全く異なる意味を沢山持つものに出会うと、戸惑っていました。
例えば、identifyとかsubmit。
最近は「identity(アイデンティティ)」といいう言葉がよく使われるようになりましたが、当時は、意味がすとんと頭に入ってきませんでした。
学び続けていきたい
ソクラテスの「無知の知」を実感します。
ただ、知らないことが多いと、それだけ、知る喜びも味わえるはず。
日頃から、読書の習慣を持ち、語彙力を鍛えたいと思います。
たくさん知って、たくさん学んで、より豊かな人生を歩いていけたらと、心から思います。
写真は、アオサギさん(松山市道後公園にて)
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