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「生徒も教員も前向きに取り組める英語学習を」佼成学園女子中学校・高等学校様ヒアリングレポート

東京都世田谷区にある佼成学園女子中学校・高等学校では、実用的な英単語力習得に向けて英検受験に注力しており、毎年6月と10月の年2回で行う英検対策プログラム「英検まつり」において「mikan for school」を導入していただいています。今回は教務部長の二木先生と教務部の矢島先生に、mikan for school の活用方法や導入後の変化についてお話しを伺いました。

矢島先生(左)・二木先生(右)

■「mikan for school を使おう!」と思ったワケ
・英語で伸びる生徒と伸び悩む生徒の差が激しかったから!
・教員が忙しくて生徒へのフォローができなかったから!
・とにかくデザインがかわいいから!

■「mikan for school を使って良かった」ワケ
・今まで英語を頑張れなかった生徒が黙々と頑張るようになったから!
・疲れていた先生たちがイキイキと生徒へ向き合えるようになったから!
・総合的に見て英検合格者数が伸びると思ったから!

「横ばい」のウラから読み取れる新たな成果

mikan mikan for school を活用いただいている「英検まつり」とは一体どんな取り組みなのか、改めて教えていただけますか?

二木先生 英検まつりとは中高全校生徒を対象に実施している英検対策プログラムで、2005年の留学コース設立とともにスタートしてから2023年で18年を迎えます。英検受検日の1週間前から毎朝30分間、個々の生徒が掲げた目標に向けて英単語と英熟語の暗記に挑戦する「英単チャレンジ」を実施。個々の努力だけでなく「まつり」のように学校全体で協力し合うことで生徒のモチベーションを上げ、合格者数を飛躍的に伸ばすことができています。「英語の佼成」というイメージを確立することとなった所以とも言える取り組みですね。

mikan 各学年ごとにどの程度の目標を掲げているのでしょうか?

二木先生 生徒によってモチベーションや英検の初期値がバラバラなので、目標は明確に出していません。目安として英検協会が出しているガイドラインのひとつ上の級、中3時には準2級合格、最低でも3級合格を目指すように取り組んでいますね。

mikan mikan for school 導入する前と比べると、成果はどうですか?

二木先生 実は英検合格者の数は横ばいなんです。コロナ禍の影響もあって、高等部「国際コース」の目玉プログラムであるニュージーランド留学もストップせざるを得なくなり、入学者数も減少。英検上位級合格を目指す生徒が減ってしまったのが原因ですね。とは言え、高等部では本年既に1級の合格者数が4名、準1級の合格者数が22名と、目標に向けてまずまずの結果を得られています。

mikan 横ばいながら、手応えを感じてくださっている?

二木先生 一見横ばいに見えますが、そもそも留学を志すような英語に関心の高い生徒が減ってしまった中での結果なんです。つまり、今まで関心の低かった生徒たちの合格者数が増えている。この点に関しては大きな手応えを感じています。

生徒も教員も前向きに取り組める英語学習を

mikan そもそも mikan for school を導入することになったきっかけは何だったのですか?

二木先生 それまでは教員が作ったシートを生徒たちが回答、自己採点をして教員が合否チェックをするという形をとっていました。毎朝教卓前には採点後のテスト用紙を提出する生徒が列を作り、教員は大忙し。テストに取り組む生徒の様子も見回れないような状況だったんです。生徒たちも何百枚もあるを前に気持ちが疲弊してしまい、モチベーションを保つことがなかなか難しかった。

mikan それはかなりハードですよね…

そんな中、5年前に教育のICT化としてタブレットを使った学習をスタートさせることになり、「生徒も教員も前向きに取り組める英語学習を」と導入したのが mikan for school でした。まずは試験的に留学コースの学習に使用したところ好評だったので、翌年には全校一斉導入することになったんです。

mikan 他にも英単語学習アプリがある中で、なぜ mikan for school を選んでいただいたのですか?

矢島先生 他社のアプリも並行して検討しましたが、生徒から「mikanが使いやすい!」という声が多かったんです。あと「デザインがかわいいから」と(笑)。

mikan なるほど「かわいさ」は重要ですね(笑)

「みんなが大満足」なワケ

mikan 導入してから生徒たちの変化はありましたか?

二木先生 国際コースや留学コースの生徒たちは元々モチベーションが高いので、より効率よく学習に取り組むようになりましたね。印象的だったのは、部活動などを目的に通っている進学コースの生徒たちの変化です。
以前は寝てしまっているような子もいましたが、mikan for school を導入してからは前向きに取り組むようになったんです。「気軽にできて面白い」そんな声も上がっていて、主体的にアプリの機能を習得しながら学ぶ生徒も増えてきていますね。

mikan 先生方の業務にも変化はありますか?

矢島先生 劇的に負担は減りましたね!
以前はシートの準備や朝の30分以外にも、シート進捗の集計や教務への報告、廊下に各クラスの棒グラフを張り出すなど膨大な業務がありましたが、mikanを導入してからシート作りは不要になり、管理画面に生徒たちの進捗が自動で記録される…。本当に助かっています!

mikan 生徒にも先生方にも良い影響が出ているのですね!

矢島先生 業務が軽減されたことで教員たちが生徒のフォローに時間を割けるようになった。「英検まつり」の本質である“全校一丸となって学習に取り組むこと”がようやく実践できているように思います。

「mikan英検特訓コース」の活用

mikan 2023年は「mikan英検特訓コース(1級準1級限定)」をご活用いただきましたが、実際の所感はいかがでしたか?

【その前に!mikan英検特訓コースとは?】

特訓コースは、あと少しで1級準1級に届く学力を持ち、”絶対に受かりたい!”と申し込みをした生徒を対象とした特設プログラム。
コースは8週間にわたり、毎週生徒は自身の進度に合わせて課題や確認テストに取り組みながら学習を進めます。学力向上の流れとしては、「語彙力」の向上から始め、次に「実践力」を養成。コース期間中は、通常使用している『でる順パス単』に加えて、『過去問演習』と『過去6回全問題集』も利用可能です。最初の4週間は語彙力養成期間として、『パス単』に徹底的に取り組んでいきます。
残りの4週間は実践力養成期間として、『過去問演習』と『過去問』を使用して実践力を高め、前半で築いた語彙力を維持するためには、パス単の全範囲学習を行いながら、毎週の単語テストで自分の語彙力を確認します。

https://www.girls.kosei.ac.jp/archives/18109

二木先生 夏休みから希望者を募って特訓コースを実施しましたが、取り組んだ生徒のほとんどが準2級に合格できたので、やって良かったなという実感はあります。

矢島先生 やってなかったら受からなかった子は多いと思います!シラバスの設計や、テストで9割以上の点数を取らないと再テストになるプログラムも良かったと思います。

mikan for school がもう一皮“ムケる”には

mikan 今後 mikan for school に期待する機能はありますか?

矢島先生 管理画面からクラスごとに出席番号順でポイントがチェックできるようになると良いかな。あとはオフラインでも使えるようになると最高かなと!

二木先生 「特訓コース」のようなプログラムを教員が作成できるようになると良いなと思います。あと、英検日から逆算して、mikan for school 内でAIがカリキュラムを組んでくれるシステムができたらもっと活用の幅が広がるかと。
いよいよコロナも終息し、海外プログラムも元通り実施することができています。今後も mikan for school を活用して英検まつりを盛り上げて行きたいと思いますので、ぜひ期待しています!

mikan 率直なご意見ありがとうございます!改善のヒントにさせていただきますので、ぜひ今後とも mikan for school をよろしくお願いします!


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