ふくよかさの価値
普段、全くテレビを見ない私が、珍しく目に止まったのは、ある映画を紹介している場面。
フェルナンド・ボテロ。
なんとボテロ展もやるとか。
やばい、行きたい。
絶対行く。
私の夏までのワクワクの目標にする。
影響されやすい私
私は昔からガッチリ体型で、今はそこに脂肪もたっぷり。
動けないデブにはなりたくない、と果敢に運動をし続け、中学の陸上部では関東大会に出場できた。
砲丸投げだけどね。
今は握力が40キロを優に超える。
かよわい女の子からはほど遠い私。
だからといって、ぽっちゃカワにも属せない。
なんとなく、自分の体型を丸ごと受けとめられなかった。
そんな私に夫は
「みかんちゃんはデブじゃないよ。
骨太でしっかりしてるだけだよ。
抱き心地が心地よいから、今のまんまでいいよ。」
と丸ごと受けとめてくれる。
それでもやっぱり、なんかイヤだわ、この体型。
なんかすすーっと10キロくらい減らないかしら。
そんな私にこのボテロさん、めちゃくちゃ肯定を与えてくれたのよね。
絵を見るだけで、ふくよかさを全肯定してくれている気がする。
ヤバイ。
何で今まで私、ふくよかさを肯定的に捉えられなかったんだろう。
ボテリズム…なんだかかわいらしい響き。
ふくよかってなんかこう、豊かっていう響きもあるよね。
そうか、私、豊かなんだ。
確かに豊かよ。
健康的だし、力あるし、元気だし？
あれ、これってめちゃくちゃありがたいことなんじゃないの？
なんでそれを捨てて、ダイエットして、かよわくなりたいとか思ったんだろう。
ああ、多分アレだ。
かよわい女の子って、なんか男の人の守りたい欲をかき立てるっていうの？
そういう姿を何度となく見てきて、私にないものだから、うらやましかったんだ。
私は自分で何でもやらなきゃいけないって思ってて、苦手なことにも果敢にチャレンジしてるっていうのに、何もしなくても手が差し伸べられるってズルイなぁ、みたいな？
でもそれって思い込みよね。
私だって、できないのって素直に言えば、助けてもらえるんだからね。
わかっていてもさ、太ってることへの肯定が感覚的になかなか難しかったんだけど、ボテロさんのおかげで視覚的に全肯定の感覚を得られました！
ホントにめちゃくちゃ嬉しいかも。
目で見るってスゴイな。
脳を騙せるっていうかね。
自分のガッチリした体も愛おしいって思えるように、絶対に行きます、ボテロ展と映画！！
サポートのお気持ちがとっても励みになります😊✨その幸せの気持ちを他のたくさんの方へつなげていきたいと思います🎶