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ボトルアクアリウムのメダカは幸せか?

小さな世界で生きることになってしまったけれど、天敵はなく、環境は整えていて、毎朝エサを必ずもらえる状況…幸せを感じていてほしいと思う。

そもそも幸せを感じる機能があるのかわからないけれど。

実はもう2年、生きている

このボトルアクアリウムにいる白っぽく見えるメダカは「みゆきメダカ」と言うの。

3匹のうち1匹はもう2年生きてる。

ライトが当たるとキラキラ輝くの、とってもキレイ。


数年前から気に入って飼い続けていて、その頃は庭の睡蓮鉢にいた。

早朝、庭にやってきたアライグマにやられてしまい、生き残りをキッチンの窓辺で飼うこと1年半。

そのときはこんな感じだった。

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ところが、窓辺の光では中に植えた水生植物が育たずあっという間にヒョロヒョロになってしまって。

藻もひどい。

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なんだか悲しい。


ボトルアクアリウムに挑戦

この環境はメダカにとってどうなんだろう?

それでボトルアクアリウムを学ぶことに。

それが去年の11月。

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最初は水草の草原にしてみた。

なんだか気持ちよさそう!


ところがあっという間に富栄養化してしまって。

藻がすごい。

草原も伸びてきて、泳げる空間が減っていく。

ガラスの表面にもコケが。

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長期的に楽しみたい。

ちゃんと生態系を意識して環境を整えてあげて、いつまでも住み良いボトルを作りたい。

見て癒される緑のボトルを作りたい。


そう考えて立ち上げたボトルがこれ。

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そのボトルが今ではこんな感じに。


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だ、だいぶ水草が密集してる!?




生き物ってスゴイ。

どんどん成長するんだなぁ。

ちょこちょこトリミングしてたけど、全然追いつかない。


広くなりすぎた人間社会と子育て

村社会だった頃から比べると、今は世界中もオンラインでつながればとっても近い。

飛行機を使えばリアルでも近くて、世界はものすごーーく広がったと思う。

人間の存在なんてちっぽけで、生涯でやれることなんて限られているのに、見える世界は果てしなく広く、自由で、選択できることがいっぱいある。

そんな世界をメダカに例えたら、ボトルアクアリウムとは違って大きな水槽だったり、自然の川みたいなものだよね。

小さいけど平和なボトルアクアリウムに対して、広いけど危険も多い自然の川。

メダカはどっちがいいんだろうね?

メダカにもよるのかな。


広い世界が当たり前と思っていた私は、元々欲深くて好奇心旺盛なもんだから、いろんなことがよく見えて、いろんなことに手を出したくなった。

大いなる可能性にどんどん自分を広げたくなるのだけど、全く軸がなくて気分で動くもんだから、結局何にもならない。

でも楽しい。

だからきっとボトルアクアリウムじゃ物足りなくて、外に飛び出して死んじゃうメダカかもしれない(つい最近1匹がそんな状態に…ごめんね)。


自分のことなんてそれくらいいい加減で、危険なんか省みずにそれなりに楽しめればオッケーだったのに、子どものこととなると全然違うから不思議。

ボトルアクアリウムに入れて危険をできるだけ回避してあげるようにして、やれることはやってあげたくなるし、可能性を信じたくなるし、しっかりと結果にもつなげてあげたくなってしまう。


ボトルアクアリウムみたいに、環境をしっかりと整えてあげて、生きやすくしてあげることが果たして子どもたちのためになるのか。

ボトルアクアリウムはずっと世話をし続ける必要があるけれど、子どもたちは違う。

自分で気づいて修正したり、小さな失敗を積み重ねて大人になる。

自分から行動する、体験するって大事だなって思う。


私は大きな失敗があってそれを乗り越えられずに大人になり、こんな失敗はしたくなかった!と捉えていたから、子どもたちには慎重になってしまったのかな。

それが過去の失敗を丸ごと受け入れられて、この失敗があったから今の自分がある、それがなかったらこんなにも人の気持ちを理解できてなかったと思えるようになってだいぶ変わった気がしてる。


今、不登校だったり、電話ばかりかかってくるような状況になってる我が子たちも、きっとこの経験が土台になって、たくましい青年に育つよ。

そして、先が読めない知的な遅れのある三男も、きっと自分らしい道に進んでいるよ。


母親って落ち着かない。

だから今日もボトルアクアリウムの世話をしながら、心を落ち着けようと思う。






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