自分の内側を大切にする意味

自分のことって見えないから、見てなかったんだと思う。

自分が見えないから相手も見えない。

見えないことが不安で、自分とも相手ともどう向き合ったらいいのかわからなかった。

それでもなんとかやってきた。

だけどそれも子育てで限界にきちゃった。

全てが砕かれて、自信なくなっちゃって。

だけど自分の内側と向き合ったら、少し突破口が開けたような気がしてる。

自分と向き合うって、人との付き合い方を考える上でめちゃくちゃ大切なことだったんだね。

私がして欲しいことを人にもしてあげる

「自分がされて嫌なことは相手にもしないよ」

とよく言うよね。

私は人の心や気持ちに疎かったから、

「そうか！自分がされて嫌なことは相手もきっと嫌だし、嬉しいことは嬉しいんだろうな。」

と勝手に思った。

人が苦手だったから、とりあえずそう考えておけばなんとかなるだろうと思ったんだと思う。

それと、私はわかってほしいって気持ちがひといちばい強かったから、相手のことをわかってあげたら心強いんじゃないかという考えもあったと思う。

これ、結構な思い込み。

「違い」が前提にないことで、私の人とのやりとりはなんだかおかしなことになっちゃってた。

違和感もあった。

だけど、そう考えることでしか私は人と接することができなかったんだよね。

そのうちタイプ別の私のキャラの出し方、言葉のかけ方、なんてのも研究した。

それは今の仕事にも活きている部分はあるのだけれど、凝り固まっている思考であることには変わりなかった。

パターンにハマっていると安心してやりとりできる。

でも想定外の反応やキャラだと固まってしまう。

どんな自分でいたらいいかわからない。

最近、やっとそんな自分を自覚した。

仕事している自分は作られた自分

仕事していると、どんな人にも言われるのが

「みかんさんは患者さんとのコミュニケーション、うまいよね。」

「人と話すことに悩んだことないでしょ？」

「いつも明るいし、会話がはずんでるよね。」

なんてセリフ。

そんなふうに見えるんだなぁ、と思う。

そして、私はそう見せてる。

私の仕事の顔でもあるし、その顔なら安心して仕事ができる。

経験とともにそういう見せ方、接し方は上手くなったんだよね。

でも「仕事」というパターンから離れると、なんだかドキドキして、いつも自信のない自分に戻ってしまう。

だから職場のスタッフとのやりとりはいつも苦手だった。

それでもそれなりにはやれてしまう。

その代わり、ドッと疲れてしまう。

人の心は筋肉と同じ

筋肉は凝り固まると動かせなくなる。

筋力はあっても、うまく使えないという状況になる。

思考もおんなじだと思う。

凝り固まると柔軟性を失う。

また、身体には姿勢や関節を支えるインナーマッスルと大きく体を動かしたりパワーを発揮するアウターマッスルがある。

インナーマッスルは縁の下の力持ち。

インナーマッスルがしっかりと働いているから、アウターマッスルの力が発揮できる。

だからいくら動作ができていてもね、インナーマッスルが弱いとトラブルが起こりやすかったり、疲れやすかったり、グラグラしてたり、手足の先端の力が抜けなかったりするんだよね。

思考も同じ気がする。

自己肯定感とか自信とか、内側でドーンと構えている自分がいないと、外側がいくら上手くやれていても不安定だと思う。

まさに私はそれだなって思う。

さらに言うと、体もインナーマッスルが弱い傾向にある。

パワーはあるけど、さじ加減が苦手だったりするし、姿勢保持は痛みにつながる。

大切なのは内側の安定感

何においてもそうだと思うけど、見えない内側ってすごく大事なんだよね。

そこに生えている木だって、見えない根っこがものすごーーく大事でしょ？

私は自分の見えない部分、大事にしてきたかな？

私が「したこと、結果を出したこと」じゃなくて、「感じたこと、気持ち」を大切に考えてきたかな？

内側が安定すると人との関わりにも安定感が生まれる

自分の感じたこと、考えたことをnoteで言葉にたくさんしてきた。

恥ずかしいことも、人には言えなかったことも、全部出してみた。

そしたら自分のことがよくわかって。

私ってそうなんだねって思えて。

ちょっとグラグラした感じが減ったなって思う。

私は根っこがまだちゃんとしてないのに、背伸びして、いっぱい葉を茂らせて、実をならせてきたのかもしれないなって思った。

だから重たくてグラグラしてる。

いつ倒れるか不安で仕方ない。

情けないんだけど、これが自分なんだなって思った。

そう思ったら、人の前でも緊張しないで自然体で大丈夫って思えるようになってきたから不思議。

地に足がついたのかな。

つまり根っこが伸びてきたのかな。

そうなってやっと、

「私って人のことが分からないから心配で、

まずは自分がされて嫌なことはせずにされて嬉しいことを試してみて、

うまくいったパターンをいくつも作って、

次に対応できるパターンの中と相手のキャラを合わせていって、

結果、お互いに悪くない時間にできる、みたいなカタチで今までやってきた気がする。」

と自分のことを理解できたよ。

そして、そんな自分を少し手放してもいいなぁって思えてる。

もっと自分の内側と向き合って、私ってそうなんだねってわかってあげることが増えたら、今の不安定さが減っていきそうだなって感じる。

私、ホントは自信なかった、いろんなことに。

出した結果しか、自分を認められなかったみたい。

もっともっと内側の部分を知って、いいよって言ってあげたいな。

それをたくさん積み重ねたら、新しい自分に出会える気がする！