過去世が今世の病と繋がる
20年以上病院へ行ったことのないわたしが救急病院へ行った、それくらい体調を崩してから2ヶ月が過ぎた。
ハワイの離島で主治医がいない状況で、まず主治医を見つけ予約を入れるまでも時間がかかったが、予約はなんと8月。
3月始めから数えると約半年後だ。
それまでには治るよきっと、と笑うしかない。
あまり機能していない医療システムには頼れないので、まず1週間の断食をした。
すると、前々から時々感じていた幾つかの場所の痛みが一気に出てきた。
痛い痛いと横になるわたしに、友人達がこんにゃく湿布や枇杷の葉、周波数治療器など持ってきてくれてとことん手当てしたけれど、症状は治らない。
でもここにきて症状が、咳と胸の辺りの圧迫感、トクトクという鼓動のような何かに絞られてきた。
同時に背中のある一点に鈍痛がある。
前身の同じような場所にも感じる。
この一点と咳が繋がっているように思う。
実はこの咳、最初に出たのが2022年秋。
日本に帰る前日だったのでよく覚えている。
わたしは咳をあまりしないのであれ?と思ったのだ。
次は2023年の冬。
息子に会いにカリフォルニアへ行った時、横になったり、坂道を登ると息苦しく咳き込んだ。
時々起こるにしろほとんど気に留めてはいなかった。
それが今寝込むほど苦しい。
わたしが次に試したのが、MMS(二酸化塩素)だ。詳しい説明は省くけど、ほとんどの病気に効くというのは本当だろうとわたしも思っているので1日8時間摂取を21日間続けるプロトコルを始めた。
症状が少しずつ治まり始め、
これは効く!と思ったのだが、しばらくするとまた咳が出る。
もしかしてあまり効いてないかも…
そんな時だった。
ある日、友人と電話で長話をしていた。
彼女が体調はどうだと聞き、説明すると「うーん、それは病気ではない気がするねぇ」と言った。
表立って見透す力があるとは絶対言わない人だが、わたしはここぞという時の彼女の言葉は必ず聞くようにしている。
「刺されてる?槍かなぁ。そんな感じするけどね。いや わたしも過去世で死んだ時のビジョン観て、その痛みが出てきて大変だった事あるからさー」
なんと!
もし彼女が言うように過去世がこの症状に影響しているなんて事があるとしたら、どうすればいいのか?
「わたしはリーディングする知り合いに頼んで過去世療法の誘導をしてもらったよ。最初の誘導だけして貰えばあとは自分でできるからね。」
ヒプノセラピーとか聞いたことはあるけど、
今まであまり身近ではなかった。
でももう2ヶ月も体調不良が続いているので、気持ちが一歩踏み込むのを感じた。
友人とそんな会話をした後、YouTubeを開くと過去世療法誘導というのがいくつか出てきた。(電話聞いてた?)
ちょっとトライしてみようかなという気持ちになり、ワイズ博士(過去世療法の第一人者)の誘導法を、落ち着ける声で読み上げてくれる動画を選んだ。
階段をどんどん降りていき幼少期の楽しかった思い出、そしてまた降りていって過去への扉を開くと…
突然かなりの鷲鼻を持つ男の横顔が見えた。
色黒で濃い口髭のある中東風なおじさん。
これが過去のわたしか?
寡黙で口数少なそう。
つぎのシーンでは家族らしい人達が悲しんでいる。
おじさんは何処かへ行くらしく、皆引き留めている印象。
次のシーンでは手が見える。
力なく地面に横たわる手を見て、これがわたしがこの世の最後に見たものかもと思う。
映像はそこで終わり、どこへ行ったのか、どう亡くなったのかはわからなかった。
その夜、ベットに横になった。
横向きになるとトクトクという鼓動のような感覚が来て咳き込むので、寝る時はいつも不安感が増すのだ。
ところが…
その夜は一切の症状が消えていた。
全く咳が出ず、胸の重さも無かった。
その夜だけではない。今日までずっと症状は出ていない。
完全に治ったのか、というとそうでもなく、昼間咳が出ることは度々あるけれど、それほど気にならない程度だ。
あの鷲鼻のおじさんとして生きた時代の何かが、今のわたしに病気として何かを知らせていた?
終わらせるべき何かがあるのか?
理由がわからないのでただ驚くばかり。
だって2ヶ月もずっと咳と痛みに向き合ってきたのだから、呆気に取られた気分だ。
その後ワイズ博士の動画を見ていて何人もの人が同じような体験をしているのを知った。
ある人は目の病気で失明する状態だったのが、過去世で目に関わる事があったのを見てその後不思議と目の病気が治ったと言う。
知れば知るほどに過去世療法というものも心身の不調を治療する為の選択の一つとしてあった方がいいと思えるようになった。
もしご縁があり、プロのセラピストに誘導していただける機会があれば、もう一度過去に戻ってみたいと思う。
鷲鼻のおじさんの人生をもう一度観るのか、もしくは違う人生か。
もしかしたら少しだけ残っている咳も、次は消えているかも知れない。
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