文化圏とスポーツの変遷と日本の現状

指導という立場になってから、「そもそもバレーボールって何?」ということが気になって、書籍を読み漁っております。
リマインド的にしたためていきたいと思います。

もっと大枠の「スポーツ」というところから入ると、オリンピック(オリンピア祭典競技)が歴史も長く有名なところかと思います。
期限としては祭典ですので、日本のお祭りと同じく、神々に感謝をする演目の一環として競技スポーツを披露するというものだったようです。
私調べですが、古代ギリシアを舞台としたオリンピックに紐づいてか、現在行われているスポーツ競技の起源の多くがヨーロッパ圏にあるようです。

こと、バレーボールに関しては、アメリカ発祥とされていますが、ヨーロッパの貴族たちの間で日本の蹴鞠のように正装で行われていたと記した文献もありました。
ゲーム時の格好で細かい規定(靴下の色をそろえるなど)があるのはその名残なのかなと勝手に解釈して感じています

一方で、日本を鑑みると、日本でスポーツが積極的に行われるようになったのは、明治時代以降のようです。
江戸時代において行われていた鎖国が解除され、海外文化が流入するのに合わせて少しずつ様々なスポーツ競技が浸透していったとのことです。
ただ、日本でスポーツが行われてきた意味合いとしては、本来の祭事やレクリエーションといった余暇的なものではなく、どちらかというと軍国主義的な国民の体力を他国よりも高めるという色が濃かったようです。
そういった変遷もあってか、日本にはめちゃくちゃな根性論や階級制を重んじる、いわゆる、体育会系と呼ばれるような文化が今でも残っているのかなと思います。

ニュースなどで「ここからの世代は戦争を知らない世代だから、語り継いでいかなければならない」といった報道がされることがありますが、残すべきものとそうでないものがあるんじゃないかと感じた次第です。
時代が変わって、社会が変わって、人の考え方も変わってきているので、文化も変わっていく必要があるのではないでしょうか。

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