ニチアサの話がしたい vol,42
【今週のゼンカイジャー】
町じゅうを猛スピードで走り回った先週の鬼ごっこ回から一転して、桜咲く川沿いの橋の上という限られたワンシチュエーション、しかも動きは「スロー」で、あとは各人のアフレコ芸だけでドラマパートの半分以上をやり切ってしまったゼンカイジャー第12カイ「ノロノロマイマイ、カタいカイ!」。相変わらずゼンカイジャーは大胆な構成と丁寧なキャラ描写の積み重ねがスゴイ。カタツムリワルドの空間操作術により、スローになってしまった部分はもちろん映像を加工して表現していたところもあったけれど、細かいところはほとんどジュラン竹内さんとマジーヌ下園さんが自力でストップしつつちょっっっとだけ動くという神業で対応していたのが素晴らしかった。「完全に静止している」よりも「本人たちはいつものスピードで動こうとしているが、時間の長れが遅くなっているのでゆっくりにしか動けない(逆にいえば超ゆっくりなら動ける)」という方が、パントマイムとしては数段難しいので、竹内先生と下園さんがいかにご自身の身体を隅々までコントロールできる人なのかが分かるシーンだったと思う。おふたりとも、スゴすぎる……。
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