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食品添加物の話④カロリー1/2

カロリーハーフの商品は色々ありますよね。
カロリーが半分になるのですからイイハナシじゃないですか。
それは「カロリー」のみに焦点を当てた場合ですね。
それではカロリーハーフの「ホントウノトコロ」を書いてみたいと思います。

どうやってカロリーハーフにしているのか。

例えばマヨネーズを例にしてみます。
マヨネーズは一般的に油脂が65~70%それ以外の成分が30~35%です。
その「油脂」の部分を半分にすれば「カロリーハーフ」になるわけですよね。
まぁ「カロリーハーフマヨネーズ」ではないんですけどね。
どこにも「マヨネーズ」とは書いてありませんからね。

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実際は「サラダクリーミードレッシング」になります。
それらの区別についてはこちらをご覧ください。

さて、それではその失われた35%ほどの部分は何で埋め合わせするのかって話ですよね。
水です。
さて、そうなるとどうやって・・・
というのは以前書きましたので割愛します。

マーガリンのカロリーハーフ

こちらも理屈は同じです。
油脂分を半分にして、あとは水で薄めます。
柔らかくなってしまいますからゼラチン加えたり乳化剤使ったり。
香料と着色料使ってなるべく「マーガリンぽく」仕上げます。

名称は「ファットスプレッド」

まぁマーガリンに関してはハーフだろうがなんだろうが、どうしても硬化油の関係でトランス脂肪酸の話になってしまいます。
食べるプラスチックとか言われているやつですね。
これに関してはまた別の機会に。

つまるところ

何故このような商品が出てくるのか。
毎回言っていますが消費者のニーズに応えているんですよね。
使いやすくて安くて美味しくて便利で。
油の代わりに水入れて、添加物で「良い状態」にする。
まぁメーカーはこれで原価抑えて更に儲かるわけなんですけどね。
それが「企業努力」です。

私は思うんですよ。
最近は本当に「儲かるために開発する。」
これが多すぎる。
昔はもっと人の幸せのために開発していなかったですか?
私は自慢ではありませんが、誰の前でも

「人の幸せのために仕事をしています」

と胸を張って言えます。
メーカーさんももう少し社員を大切にするのと同じように消費者も大切にしてくれないですかねぇ・・・

知らぬことは罪

よく言われますが、食品の世界に関しては特にそう思います。
知らぬが仏という言葉もありますが、知らぬは地獄。
食べ物は死ぬまで口に入れます。
その食べ物を蔑ろにすれば、結果どうなるのか。
自然の摂理に反してきたが故に望まない結果になった事はいくらでもあります。
望まない結果になる前に、知ることから始めるのも大切だと思います。




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