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ヴィーガン不毛の地、大阪キタに一番乗りしたおしゃれカフェ
あまから手帖 連載「GO! Vegan」2020年 2月号より
バックナンバーはhttps://www.amakaratecho.jp/ より購入できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1670421905833-2PVsYpUmva.jpg?width=800)
2020年にあまから手帖でスタートした連載「GO! Vegan」。
連載当初は、プラントベースも持続可能な食も耳新しいテーマで、お肉大好きな編集部内でも、「偏ってる?」と、微妙なスタンスではあった。
それが、連載終わる頃には、世間にSDGsが広まってきて、ヴィーガンといっても、さほどトンガった話でもなくなっていた。
コロナを経たこの一年、食意識の変わりようは、本当に興味深いものだったった。
私自身、ヴィーガンではないし、お肉も好きな方なのだが、この連載で伝えたかったのは、メインストリームでない食の挑戦が、特にこの領域で「熱い」「楽しい」とおもったからだ。
我慢や禁忌で一部の食を遠ざけるのではなく、「ヴィーガン」という縛りから生まれる、植物の食材としてのポテンシャル、食べる側の味覚の感受性を広げることのほうに断然、興味がある。そんなふうに創造的に調理する、食べる人が、2020年の時点で、確実に増えているという感覚があった。
第一回は、大阪・キタにオープンしたベジタリアンカフェにお邪魔した。
京都はむしろ供給過剰なほど、ベジタリアン、ヴィーガンレストランが多いのだが、大阪は不当なほど少ない。
いや、なくはないのだが、我慢や禁忌のムードのない「熱い」「楽しい」の気分の店は限られた。大阪は、そういう面では意外に食に保守的なのだ。
ブティックを併設した広くて開放的なヴィーガンカフェは大阪の新しい風を感じさせたが、おしくも閉店している。
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